刺青

銭湯に行く時は、5回行くと4回くらいは刺青を入れた人がいる。

大阪の土地柄の所為かは知らないが。

でも、本当に格好の良い、美しい、芸術的に素晴らしい刺青は見たことがない。

お金が続かなくなったのか、痛みに耐え切れなくなったのか、筋彫りだけの人も多い。

この間、銭湯で見た人は背中一面、腿の辺まで刺青をしていた。

絵柄は何かしらと、見て見ぬ振りをしながら見ていた。

背中の方は黒々とした雲(カミナリ雲)が掘ってある。

変だなと思って腰の辺を見ると、黄色くなっている。

何だろうと良く見ると、寅でした。

でも色あせた寅でした。

この人、阪神タイガースフアンなのかなと、思ってしまいました。

刺青は一生もの。失敗作の場合は如何するのでしょうね。

気の毒です。

刺青をした人も家に風呂があるだろうに、なぜ銭湯やサウナによく行くのでしょう。

人に見せびらかしたいのでしょうか。

そして、そう云う人が2,3人で来たら本当にお喋り。

2人で、サウナでペチャクチャ、湯船でペチャクチャ。

本当によく話をしています。フリチンで。

鑑賞に耐られる男で、綺麗な刺青を一度見てみたいものだと、思っています。

東映やくざ映画出てくるような良い男を。