私は自分で呆れるくらいにお金に無頓着に暮してきた。
季節が変って合服から冬服のスーツに変わったときなど、ポケットから千円札、1万円札などが出て来たときは大喜びをしてしまう。
本当は入れ忘れただけのことなのだけれど、大喜びをしてしまう。
その反対に確かお金があったはず、という時もある。
お金が何処かに行ってしまう時がある。
でも、元々幾らの金が財布に入っていたかを確認したわけではないので直ぐに忘れてしまう。
また、色々の所にお金をしまい込むので、何処にしまったか、しまったこと自体を忘れてしまう。
これは年のせいではなく、昔からであった。
私は死ぬまで食い物に困らない、金に困らないであろうと昔から信じ続けてきた。
でも、不景気がこんなに長引くと、ちょっと不安な気持ちになる。
ケセラセラと歌の文句の様には行かなくなるかも。
お金はやっぱり大切にしなくてはと思うこの頃である。