水曜日

Yちゃん(60才半ば?)の来店。

Yちゃんは滅多に店に来ません。

来たらYちゃんは5年前に少しだけお付合いをしたN君(40才代)が、かけふの店に来ていないか?と聞きます。

N君はここのところ店にも来ていないし、噂も聞きません。

YちゃんはN君のことを5年間ずーっと思い続けて、他の男とは遊んでいないそうです。

私達の知っているN君はガタイが良くてやんちゃな子です。

Yちゃんが言うのには、精神的にもセックスの面でも最高だったそうです。

みんながYちゃんに言います。

「もう、あきらめたら。次の男を捜したら」とか、「5年間、1人の男を思い続けている自分を愛しいと思っているのと違う?」とか、辛らつなことを言いました。

でも、どんなことを言われても、YちゃんはN君のことを忘れられないそうです。

人生は短いのだから過去を忘れて、次の恋をすれば良いのにと私も思いました。

新規さんの来店。

他の店で“かけふの店の噂を聞いて来られたようです。

通称名はGさんで昭和15年生まれだそうですが、すごく感じの良い紳士でした。

店で何度か携帯で電話をされていました。

Gさんには今、好きな男(40才代)がいるそうですが、彼から電話がきても折り返し電話をする方法も、返信メールの仕方も知らないそうです。

そこで隣に座っていたHちゃんがGさんに携帯電話の使い方を色々教えて上げました。

そうした結果、彼とのディートの約束を取り付けることが出来て、Gさんは大喜びをしていました。

3人目の新規さんの来店。

通称名はMちゃんで、Mちゃんも店の噂を聞いて来てくれました。

Mちゃんは歳は言いませんでしたが60前のようです。

妻子持ちで息子さんがもうすぐ結婚をするそうです。

話を聞いてみると、Mちゃんは子供の時からクラリネットを習い、ほとんどの楽器が出来るそうです。

Hちゃんも音楽が好きでギターやピアノが弾けるので2人は話が弾んでいました。

2人の話で、クラリネット木管楽器だと云うとことを私は初めて知りました。

Mちゃんは歌が上手でしたが、人の歌を聞くことに関しては下手な人の歌を聴くのが良い、心が休まると言っていました。

今度、Mちゃんが来たら私の歌を聞いてもらおうかなと思いました。

私は歌が下手だから、Mちゃんに喜んでもらえるかもね。

TO君とH君の来店。

HちゃんとTO君は大学の先輩後輩の仲だそうです。

TO君に「先輩の言うことは絶対だぞ。こんど一緒に遊ぼう」とHちゃんは言っていました。