「今日は、阪神対巨人戦だね」と言ったら、「阪神って、大嫌い」と、Aちゃん。
「なんで?」と聞いたら、「狂ったみたいに応援する阪神ファンや、馬鹿なフロントが嫌い」と、Aちゃん。
「でも、高校の先輩が、ドラフト1位指名で阪神に入ったよ。名前は変わっていたけど、みんなは知らないと思うけど」と、Aちゃん。
「だ〜れ?」と聞いたら、「源五郎丸」と、Aちゃん。
「源五郎丸なら知っているよ」と、私。
源五郎丸は佐賀県の出身だそうですが、高校は大分県立日田林工業高等学校。
将来を有望視されていたけれど、2軍のままで体を壊して、4年で引退したそうです。
今度、中学校の同窓会があるそうですが、Aちゃんは仕事の都合で、出席しないそうです。
「先生はみんな、死んでいないだろうけど」と、Aちゃんは言っていました。
Bちゃんのお母さんが亡くなってから、1年が過ぎました。
お骨はまだ、家にあるそうです。
「お父さんが入っているお墓があるんでしょう?早くそこに入れて上げれば良いのに」と、私。
お父さんが入っている墓がる墓地は、某宗教団体の墓地で三重県津市にあるとか。
「Cちゃんの家の墓地と同じだね」と、私。
「Bちゃん一人で納骨のことを考えないで、兄弟と相談してみたら?」と、私が言ったけれど、Bちゃんは決心がつかず、納骨の件は先送りにするみたいです。
「Bちゃんにとっての、おふくろの味はなに?」との質問に、Bちゃんが言いました。
「コンニャクの天麩羅。すごく美味しいよ」と。
「へ〜、コンニャクの天麩羅って、初めて聞いた」と、私。
板コンニャクを薄く切って、味を付けてから衣を付けて、揚げた物だそうです。
パソコンで調べたら、レシピがありました。すごいね。
それ以外では、茄子にひき肉を挟んで煮た物と、出し巻きが好きだったそうです。
Bちゃんの相方のCちゃんは、昔はあんまり会話が出来なかったそうです。
30年くらい前に飲みに行っていたのは、堂山の「ぼんち」のみ。
その店で、唯一話しかけてくれるお客さんは一人だけ。
その人がいない時は、いつも一人黙って飲んでいたそうです。
来ているお客さんを観察しながら、飲んでいたとか。
今は社交的なCちゃんに、そんな時代があったなんて、想像できませんでしたが。