土曜日

今夜、最初のお客さんはAさん(アラ還)。

Aさんは60才になった時点で、退職しました。

それまでの仕事が、人の命を預かるハードな仕事だったので、神経の消耗も激しかった様。

Aさんは、もう限界だと、本当にきっぱりと仕事を辞めてしまいました。

まだ年金はもらえないので、つつましやかに奥さんと2人で、暮らしているそうです。

Aさんの趣味はブリキの玩具を集めること。

部屋中にいっぱい、年代物の玩具があるそうです。

玩具は一個が数十万円もする物もあり、全部で1,000万円以上の価値があるそです。

今日は、その中の一つが6万円で売れたので、飲みに来てくれました。

Aさんがキープしているワイルドターキーを棚から降ろしてみたら、まだいっぱい入っていました。

「今日はボトルをおろすつもりで来たから、飲んで飲んで」と、Aさん。

ワイルドターキーを何杯ももらって飲んでいたら、私は酔ってしまいました。

この間、相方を亡くしたBさん(60過ぎ)、飲み友達と一緒に来店。

「〇ちゃん(Bさんの相方)が死んだの知ってる?}と、Bさん。

「知ってるよ」と、岡ちゃん。

〇ちゃんが死んでまだ、2週間くらい。

〇ちゃんの死に関して、あまり詳しいことを聞くのがはばかられたので、その話題はそれで終わりにしました。

Bさんは、涙ぐんでいる様でした。

Cさん(60代後半)と、お連れさんの来店。

お連れさんはDちゃんで66才とのこと。

Cさんも付き合っていた相方を今年、亡くしました。

Cさんが暫く来なかったので、病気の状態が悪いのかな、精神的に落ち込んでいるのかな、と心配していましたが、意外や意外、すこぶる元気だったので、私は安心しました。

CさんとDちゃんは古い飲み友達の様でしたが、昔の関係者だとか。

2人の仲が、復活するかもしれないな、と私は思いました。