最近、70才を少し過ぎたお父さん(中肉中背で感じの良い人)が何人か、良く店に来てくれています。
その人達は普通に結婚をして、子供や孫のいる人達。
そして、40過ぎてから男の世界を、たまたま知った人達。
男の経験が浅い分、ゲイの世界に興味津々の人達。
私から見れば、ゲイとして何か浮世離れをしている感じがして(ベテランでない分)、好感が持てます。
そして、老け専の人達からモテモテ。
この間なんか、私がゲイ用語を駆使して喋っていたら、「何を言っているのか、意味が全然、分からん」と、言われてしまいました。 「あー、なるほど」と、私は反省。
店で、アルコール中毒の話になった時、Aちゃん(60半ば)が言いました。
「僕も昔はアル中だったよ。アルコールを飲まない時は、手がブルブル震えていたよ」と。
Aちゃん、数年前は一時、アルコールを断っていましたが、今は、少し飲んでいます。
アル中になるって、何か精神的に苦しいことがあるから、なるのでしょうね。
Aちゃんは今、嘱託として働いています。
60才になった時点で、給料がダウンするのだったら仕事を辞めようと思っていたAちゃんですが、「現役の頃と同じ給料を出す」と、会社の回答だったので、今も働いています。
週に数日。
Aちゃんは重要な仕事をしていて、会社にとって必要な人間なのでしょうね。 すごいね。
「明日は休みを取って税金の申告に行く。10万円くらい戻ってくる」と、Aちゃん。
よっぽどの給料で、高額の源泉がされているのでしょうね。
夕方、雨が降ったせいか、今夜の新世界は、すごく静かでした。
今、私が読んでいる本は2冊。
伊藤幸太郎著の「死神の精度」と、佐藤洋二郎著の「人生の風景」です。
昔は、少々気にかかる所があっても読み進んでいましたが(筋が分かれば良いと云った感じ)、今はじっくり読んでします。
分からない所があれば、先に読んだ部分を読み返しています。
だから、なかなか読み進むことが出来ませんが、これはこれで良いかなと、今は思っています。