火曜日

今日の午前10時半、やっと、新田次郎の「槍ヶ岳開山」を読み終えました。

今までに読んだ宗教小説では一番、読み応えがある小説でした。

主人公の僧、播隆が、みんな(衆生)に説きます。

一心不乱に念仏(南無阿弥陀仏)を唱えなさい。

一心不乱に、生きなさい。

一心不乱になる為に、険しい山に登りなさい、と。

そして、死を恐れてはいけない、と。

播隆が有名になればなるほど、世情に流され、世の思惑の中に飲み込まれ翻弄されていきます。

そして、自分の我欲に悩まされます。

主人公の播隆を、陰になり日向になり支えたり、また逆に利用したりする弥三郎も面白いキャラの人物でした。

流石、時代小説、宗教小説に秀でた新田次郎の面目躍如といった小説でした。

この小説を読んで私が思ったことは・・・

幾ら、修業を重ねようと、完璧な悟りは得られないのではないかということと、こと切れる最後の最後まで煩悩は払えないのでは、との思いでした。

そして、「槍ヶ岳開山」の弥三郎も、遠藤周作著の「沈黙」のキチジローも、神仏の下、全て平等に救われているのではないかと。

他力、自力、大乗、小乗など詳しいことは判らないけれど、仏教もキリスト教も、善人と同じように悪人も浄土に、天国に行けると説いていると私は思います。

自分なりに最善を尽くし、日々を生きて行けば良いのではないでしょうか。

生かされているという感謝の気持ちを持って。

午後1時に家を出て図書館に行きました。

図書館は今日も、人が少なくて静かでした。

そして、滞在時間は1時間以内にして下さいとの張り紙。

借りていた3冊を返却し、新たに借りる本を探しました。

ここ、住之江図書館は本当に本の数が少ないと思います。

でも、ある中から探して今日も、3冊を借りて来ました。

私にぴったりの本だと良いのですが。

その後、遠くにあるスーパー、サンディに散歩がてらに行きました。

ここは商品が他の店よりは安いと思うのですが、支払いが全て現金なのが私にとっては不便です。

でも、仕方ないですね。 お店の方針だから。

暑い暑いカンカン照りの中、やっとの思いで帰って来ました。

3時半、郵便受けに夕刊がもう来ていました。

団地に帰る時、夕刊を配達している小父さんを見ましたが、小型の扇風機が付いたベストを着ていました。

また、団地の数多くある郵便受けにポスティングをしている30代の男性もいました。

この暑い中、仕事をしている人を見ると、頭が下がる思いです。

家に帰ってから、シャワーを浴び、洗濯をしました。

湿気た手作りのマスクも、ネットに入れて洗いました。

スマホに送られて来た最新のニュース速報に、「中国大洪水」と、ありました。 中国大洪水 の 最新ニュース

最近、新型コロナウイルス対策における政府の決断が二転三転、迷走をしています。

GoToトラベルの実施、東京除外及び、取り消し、解約金などの件も、そうです。

みんなに一度、頭を冷やしてもらいたいものです。

やすさん、八尾さん、投稿、ありがとうございました。

お互い、身体に気を付けて、この夏を乗り切りましょう。

今日も、もう終わりです。

明日は暦の上では大暑です。 ドンマイ、ドンマイ、です。

さー明日も、世の中の流れにまどわされないで、確固とした信念を持って生きて行きましょう。

そうすれば素晴らしい未来が、みんなを待っていることでしょう。 きっと。 いや、必ず。