間違えられた背広

最初のお客さんはKMちゃん。

今日の3時に、“もう店は開店しているだろう”と思って店に来たらしい。

でもドアが閉まっていたので、“あれ、かけふの店はつぶれたのかな?”と思われたらしい。

土曜日、日曜日、祭日には新世界のゲイスナックは昼の1時頃には開いている店が多いです。

そして、早い時間からどの店も賑わっています。

でも、かけふの店は土日は5時からのオープン。

KMちゃん5時に再度来店。店が開いていたので、KMちゃんは一安心していました。

Kちゃんの来店。Tさん、Tちゃんの来店。

昼から飲んでいるKMちゃんは少しハイテンション。

みんなを巻き込んで楽しい会話をしていて、KMちゃんは言いました。

「他の店では静かに飲んでいるのに、何故かこの店に来るとしゃべりまくってしまう」と。

そして、KMちゃんは帰って行きました。

そこまでは良かったのですが、後から帰ろうとされたMさんが「背広が無い」と言われました。

「あっ。KMちゃんが背広を間違えて帰ってしまった」と、私。

みんなは「他人の背広を着て、変だと思わなかったのかな?」と言います。

私は仕方なく、KMちゃんの背広を持って、KMちゃんが行きそうな店に行きました。

スナックSのドアをトントンと叩いた上で、ドアを開けました。

私は、スナックSの店に入るのは初めてです。

マスターとお客さん5、6人が一斉に私の方を見ました。

ちょっと気まずい感じでした。

でも、お客さんの中にKMちゃんがいたので「背広を間違えているよ」と、KMちゃんに言い、背広を交換して店を出て、Mさんに渡しました。

スナックSでは、私が帰った後、私の話題(陰口)で盛り上がっているのではないかと心配でしたが、仕方ないですね。

今夜は散発的にお客さんが来られ、空席が目立ち「今夜は暇だな」と私は思っていましたが、終ってみれば17人の来店。

連休初日にしてみればまーまーでした。

今夜、Kちゃんに言われてしまった。

「最近、日記が面白くないね」と。

ウ〜ン、どうしよう。そうそう毎日、面白いことがないものね。