土曜日

今夜の最初のお客さんはTちゃんとお連れさん。

お連れさんはMさんで60半ばくらい。

Mさんは席につくなり、カウンターの端に置いてあった一升瓶を見て、「あっ、どなんが置いてある」と言われた。

「はい、どなん(泡盛)の60度ですよ。飲んでみますか?」と言うと、「飲む」とのこと。

グラスに注いで、お出しすると「甘い。美味しい」と、幸せそうな顔をして言われました。

Mさんは言われました。

「沖縄に行った帰りに、60度のどなん(600ml)を買い、飛行機に乗った。友達三人と飲んだけれど、二人は飲みつぶれてしまい、ほとんど一人で飲んでしまった」とのこと。

私達はビックリ。

Mさんは、又どなんを飲みに来ると言って、帰られました。

K市からMS君(45才)の来店。

今日、大阪に来て、朝の5時まで飲んで、それからロイヤルで仮眠してから帰るとのこと。

MS君にはK市で好きな人(50くらい)がいて、その人に好きだと言っているのだけれど、相手にしてもらえないそうです。

その人は老け専だとのこと。

MS君のことを好きだと言っている35くらいの子がK市にいるそうです。

でもMS君は年上が好きなので、その子の好意には答えられないとのこと。

多分、その子も自分と同じ(切ない)気持ちだろうなと、言っていました。

世の中、本当に上手くいかないものです。

MS君も60度のどなんを「美味しい」と言って、飲んでいました。

Iちゃんの来店。KBちゃんの来店。

二人は離れて座りました。

KBちゃんが私に聞きました。

「あれ(ヨーガ)、もうやめたの?日記に書いてないけれど」と。

私は「まだ続けているよ。日記には書いてないだけだよ」と、答えました。

まだ男の経験をしたことの無いKBちゃんに、私は聞きました。

「男の好み、決まった」と。

KBちゃんは「(自分は)どうも年上が好きみたいだ」と、答えました。

Iちゃんが帰る時に「あの人(KBちゃん)が自分の方をよく見ていた。僕、あの人が好きだよ」と、私に言いました。

KBちゃんが帰る時に「Iちゃんが好きだと言っていたよ」と言うと、「僕も好きだ」と答えました。

今夜は三人の人が“どなん”を飲まれ、「美味しい」と言っておられた。

“どなん”を仕入れなくては。