恐い眼

一日がアッと云う間に終ってしまう。特にお休みの日は。

昼はバタバタと仕事に行き。

家に帰ってから店の掃除をしに店に行き、終ってから銭湯に行き、のんびりと入浴。

今日、行ったのはあべの橋湯。

広いミストサウナでちょっとヨガらしき体操をして身体をほぐしました。

最近流行っているのがホットヨガ

ストーブや加湿器をセットした室内で行うヨガ。

かなりハードなヨガらしいけれど私は体験したことはありません。

そのまねごとをミストサウナでやってみた次第です。

家に帰って来たのが9時半くらい。

岡ちゃんが言いました。

「(マンションの一角に)猫取りの道具が仕掛けられていた」と。

そして、その猫取りの道具を片付けてきたらしいです。

ネズミ捕りのように箱の中に猫の餌が仕掛けられ、中に入ったら戸が閉まり出られなくなる装置だったらしいです。

暫らくするっとドアをノックする音がして、岡ちゃんが出ました。

すると直ぐに言い争うような声がしてきたので、私は見に行きました。

30位の黒っぽい服を着た痩せた女と岡ちゃんが言い争っていました。

女が猫取りの道具を何処にやったと、怒っていました。

そして、女は「自分は動物愛護団体の者だ」と言うのです。

岡ちゃんが、何で動物愛護団体の者が猫取りを仕掛けるんだと、言い返していました。

兎に角、女はつじつまの合わないことを声高に、喧嘩腰で喋り、岡ちゃんをののしっていたのです。

私は、敵意丸出し、怒り心頭の女の眼を見たのですが、そん女の眼は尋常なものではありませんでした。

まるで狐が憑依したような眼で、私が女の眼を見ると直ぐ女は眼をそらすのです。

暫らく言い争うは続いていたのですが、女が猫取りの道具を持って帰って、一件落着となったのですが、本当に後味の悪い出来事でした。

眼、眼、眼。

私は今までの人生で、あんなにも恐い眼を見たことがありませんでした。

猫取りの眼はあんなものなのでしょうか?

くわばら、くわばらと心の中でとなえました。