月曜日

F君は実のお兄さんと2人暮らし。

「お兄さんと一緒に食事に行ったり、1人で美味しい居酒屋を探し、美味しい日本酒を飲むのが楽しみだ」そうです。

F君は味醂、日本酒を混ぜた醤油をお握りに塗り、焼きお握りを作ったりするそうですが時々、手抜きをしたりすると、食通のお兄さんに注意されるそうです。

後から来たHちゃん(1人暮らし・自炊)とは、料理や調理器具の話で盛り上がっていました。例えば、こげつき防止加工がされている(各メーカーの)フライパンや鍋の耐久性や値段の専門的な話を延々としていました。

今日、仕事で来られた地方の人から言われてしまいました。

「私のこと、日記に書いても良いけれど“今日、〇〇(県名)の人が来た”と書かないでね。日記を読んだ人が『なぜ?かけふに行って、この店に来ないのだ』と言われるから」と・・・。済みません。

16才でR(淫宿)デビュー。19才から22年間、同じ人(今、86才)とお付き合いをしているA君が言いました。

「もし、お父さんが亡くなったら、お父さんの骨(1個)が欲しい」と。

聞いていたみんなはビックリ。

「形見の品物、時計などではダメなの?」と聞いたら、「物はいっぱいもらっている。でも骨が欲しい」とA君。

お父さんは、その地方では名士とか。もし、A君が通夜やお葬式に来て“お父さんがゲイだったと世間に知れたら、そのお父さんの名を汚す事になるかも”と家族(遺族)は恐れて、死んだとの連絡も来ないかもしれない、とA君。

A君とお父さんが出会った当時はお父さんも若く、激しいセックスもあり、かなりの焼き餅も焼かれたそうですが、今は平穏な仲。

聞いていたみんなは「遺品は兎も角、遺骨までは」と言っていました。

でも、A君は「骨が欲しい」との気持ちは変えませんでした。

・・・“私だったら思い出だけで良いな”と、思います。

最後のお客さんはNさんで、かなり高齢。歳は聞いたことがありません。

今日は何軒も梯子してから来られたそうです。「かけふの店が好きだから、一番最後に来る。この店は落ち着く」とNさん。

Nさんの携帯電話が鳴り、かなり長時間、呼び出し音を鳴らしてからNさんは電話に出られました。

「今、京都。今夜は遅くなったので帰れない。なぜ?寝ているところ、起こすんだ」と、寝ぼけ声を出して、奥さんの電話に答えていました。

電話のやり取りを聞いていたみんなは「(Nさんは)役者だね」と言いました。

Nさん、奥さんとの電話の後、九州の彼に電話をしました。

「今、かけふに居る」と。岡ちゃんが電話を代わって、“Nさんがかけふの店に居ること”を証明して上げていました。

九州の彼はMちゃん(54才)で、お父さんとは30年近いお付き合い。

先月、2人が一緒にかけふの店に来た時、「2人は親子のような間で、家族付き合いをしている」と、お父さんが言っていました。

みんな、長いお付き合いをしているんだね。感心。