今夜、最初のお客さんはSちゃん。その次に来たのはAちゃん。
SちゃんとAちゃんは5年くらい前に、一緒にホテルに行った仲です。
2人は再会を喜び、Aちゃんが「今夜、ホテルに行きましょう」と誘うと、Sちゃん(65才)は「もう立たない。性欲もなくなった」と、断っていました。
Aちゃんは5月半ばに目の手術を京都医大で受けるそうです。
iPs細胞を使った手術(網膜移植)だそうです。
「目が見るようになったらどうしよう?かけふちゃんの顔がはっきり見えるようになったらどうしよう?」と、Aちゃんは(手術の成功を)楽しみにしていました。
奥の席の3人(60才前後)は話していました。
最近、小便の出が悪い。切れが悪い。立ちが悪い等など。
「急に尿意がもようし、トイレまでもたずに小便をもらしてしまう。汚してしまったズボンは色がついてしまうので直ぐにクリーニングに出す」と、Mちゃんは言っていました。
Hちゃん(53才)は10年付き合っている彼(47才)がいて、中距離恋愛だそうです。
毎朝、「おはよう」のメールを出し、昼休みには毎日、20分くらい電話で話しているそうです。
「毎日、話す事がよくあるね」と私が言うと、「話していると、あっと云う間に昼休みが終わってしまう」と、Hちゃんは言っていました。
今はもう、セックスはないそうですが「相手(伴侶)がいるって良い事だ」と、Hちゃん。
Hちゃんは左利き。ひとり、左手でマスをかいているそうです。
Nちゃん(44才)は明日、お見合いだそうです。
「〇〇で6時に待ち合わせだ」とNちゃんが言うと、「陰から、そっと見てみようかな」と、T君。
すると、「おいで、おいで、一緒に行こう」と言い、「もし、言い人だったら店に連れてくるね」と、Nちゃんは言っていました。
店にT君(39才)が来た時に「携帯電話、充電させてね」と言い、充電をしていました。
ところが、ところが、T君が帰った後を見ると、携帯は充電したまま。
携帯電話を忘れて帰ってしまったのです。
私と岡ちゃんは携帯を持って、地下鉄恵美須町駅まで全速力で走って行きました。
「最終電車が来ます」と駅構内の案内放送の中、岡ちゃんは自動改札を突っ走って通り抜けてホームへ。
長い長いホームの真ん中あたりで組合員のKちゃんと話しているT君を見つけて、やっと携帯電話を渡す事が出来ました。
日ごろ、運動らしい運動をしていない岡ちゃんは「ハーハ−」と息をしながら、「運動をしなくてはいけないね」と言い、「(最終の)地下鉄のホームは組合員だらけだった」と、岡ちゃんは言っていました。