Aさんは何時も背広を着て、店に来ます。
ブレザーのことが多いですが今日は、紺のスーツ(上下)でした。
「どこか改まった場所にでも行って来たの?」と聞いたら、「いや、違う。奥さんが『このスーツ、捨てても良い?』と聞いたので、捨てる前に着て来た」と云う様なことを、Aさんは言っていました。
Aさんはガンになりましたが2度、ガンが再発して結局、3度の開腹手術を受けています。
「ガンが再発しています」と医者に言われた時は、「やっぱり」と、思ったそうです。
そんなこともあり、奥さんは順次、あらゆる物(着なくなった服など)を断捨離していっているそうです。
「断捨離は難しい。なかなか捨てられない」と、Aさん。
Aさんは男と付き合い出したら1回1回が長い(年数)そうです。
でも、今までに4人、見送ったそうです。
「年配の人と付き合ったら仕方がないのと違う?」と岡ちゃんが言ったら、「中には年下もいた」と、Aさん。
今は、残り少ない人生、猛烈に恋がしたいそうです。
心を許せる男に出会いたいそうです。
Aさんは大金持ちの家の生まれだそうです。
でも、お父さんが(Aさんが)1才の時に亡くなり、お母さんは5才の時亡くなったそうです。
戦前、戦後は言い表せない程の苦労の連続だったそうです。
Bちゃん(62才)は今年も、テレビで放映される「1万人の第九」に出ます。
Aさんが「第九」を唄ってとBちゃんに言いましたが、「1万人の第九では自分のパートしか練習しないので全曲は唄えない」と断りました。
Aさんが「それでは」と言い、「波浮の港」を唄いました。
Bちゃんは、固定資産税を年で約10万円支払っているそうです。
家が建っている100坪の土地と、それ以外にも100坪の土地があるそうです。
「売ってくれ」と言われたそうですが、「親が残した土地なので売らなかった」と、Bちゃん。
家の庭で野菜など作っているそうですが、近所の飼い猫や野良猫が来てウンコをして仕方ないそうです。臭いそうです。
家も古くなってきているので、台風など横なぶりの雨が降ったら、壁の隙間から雨が伝って入るるそうです。
Bちゃんは無職ですが、株をしているそうです。
松屋フーズと近畿日本鉄道などの株を持っているそうですが、近畿日本鉄道がくれたパス(切符)で、明日は名古屋に遊びに行くそうです。
前も優待券で名古屋に行っていますが、コロナですごく良いことがあったみたいです。
Cちゃん(42才)は大阪に転勤して来て間もなく、2度目の来店。
明日は静岡市に行き、まだマンションンに残っている荷物を整理して来るそうです。
ついでに会社にも顔を出してくるとか。
「新幹線で名古屋に行き、そこから在来線に乗り換える」とCちゃんが言ったら、「新幹線で、もう一つ先の駅で降りて、戻って来た方が(時間は)早いのではないか」と、鉄道マニアのDちゃん(75才)が言いました。
Dちゃんは「浜松にあるゲイバーで鉄道模型のある店に行って見たい」と、言っていました。