月曜日

もう一つのかけふ日記(はてなブログ)に、早川千絵(44)氏の初監督作品「PLAN 75」がカンヌ国際映画祭で賞を取ったと書きました。

そして、映画の舞台は、自死の制度が合法化された近未来で、78才の女性が制度を利用すべきかどうか悩む話だと書きました。

このことを書いていて、ふと、思い出したことがあり、日記に書こうかなと思いましたがゲイに関する話だったので書くのをやめ、こちらの日記に書くことにしました。

それは或る男性の話です。 彼の年は50代の後半。

原因が判らない病気で、筋肉痛のような激痛みに常時さいなまれている人でした。

幾つかの病院に行ったそうですが原因、病名は判らず仕舞いで、先生から言われたそうです。

「もう、手の施しようがないです。あなたの好きなことをして過ごして下さい」と。

そこで彼は、唯一、痛みを忘れることが出来るアナルセックスをしてもらいに毎木曜日の午後にRに行っていました。

その帰りにいつも、スナックかけふに寄ってビールを少し飲み、カラオケで歌を唄って帰るのが彼の楽しみでした。

でも、ある日突然、店に来なくなりました。

何故、来なくなったかは判りませんが、彼とはそれきりとなりました。

世の中の人たちは色んな境遇の中で生きています。

“人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し”と言うけれど、みんなに幸多かれと祈りたいものです。

私は今日一日、何をしたか?

台所のフローリングの床は、雑巾がけをしました。

英会話教室と韓国語教室に通っているAちゃんと、久しぶりに長電話をしました。

先週から谷九にある教室に、新たに通い始めたそうです。

英会話教室は月謝が安い所を選んで、4か所に通っているAちゃんです。

教室は、有閑マダムみたいなお婆さんがほとんど。

男性がいたとしても全て70才以上だそうです。

みんなは別に外国旅行をするわけでもなく、ただ習いに行っているだけのようです。 

でも、通うだけでも偉いなと私は思っています。

料理をしない彼は晩御飯を食べに金曜日は堂山のゲイスナックに行っています。

先週は金、土とスナックに飲みに行ったそうですが、以前のようには流行っていないそうです。

久し振りに彼と話をして、心が晴れました。

やっぱり、人と会話をするって、良いものです。

ずっと晴れが続いていた大阪も、夕方から雨が降ってきました。

  

やっと、アジサイの季節、到来です。

明日が楽しい一日になりますように。