姉や遠い親戚に感謝

10時20分。待ち合わせ時間より10分早く行った。

Hも直ぐ来た。

Hは朝御飯を食べていないのでモーニングを食べに喫茶店に行った。

T駅近くの喫茶店。店に入るとHは言った。

「宇宙船みたいな店だ」と。確かに店は変った造りの古い店だった。

モーニングを食べて帰る時、「僕が払う」と言ったらHは喜んだ。

Hは金にも困っているのだ。

駅近くの不動産屋Aに行き賃貸マンションについて聞いた。

まずアンケート用紙を出され、書くようにHは言われた。

名前、住所、電話番号、会社名、会社の電話番号、役職等。

まだ賃貸マンションを調べるだけなのに、Hは全部を記入していた。

「予算はどのくらいですか?」と聞かれて「2万円」とHは答えた。

そして、夫婦別れの理由、お金が無いこと等をクドクド話し出した。

私はビックリしてしまった。

私には予算は5万円と言っていたのに。

家庭の事情までクドクド話し出したHにもビックリ。

でもビックリ。2万5千円からワンルームマンション(ユニットバス、ベランダ有り)があるのだ。

新世界なら5万から7万円くらいなのに。

それに安い物件がいっぱいあった。

でもでも、世間知らずのHにもビックリした。

私より1才上なのに。

昼からは姉の家に行った。

姉が愛媛の親戚に連休中行って、私への土産を預かって来てくれているとの事。

前にも貰っている。

姉に何か手土産を持っていきたいなとTU駅前の商店街をウロウロ。

姉は私が気を使うのを気兼ねして、土産(食べ物)は要らないと前々から言われている。

商店街をウロウロしたあげく、花を持って行くことにした。500円分。

雨の中、姉に花を渡すと喜んでくれたので、ホッとした。

久しぶりに姉と話をした。

帰る時、愛媛の親戚から米とぬかと柑橘類(伊予柑かな)等、姉から梅干、高菜(なまの葉っぱ)、那智黒飴等を貰った。

「高菜は如何して食べたら良い」と聞くと、「御浸しか炒めて食べたら良い」と姉は言った。

リュックサックに入れて担ぐとメチャメチャ重い。

本当に重い。肩にくい込む。

姉が「車で家まで送って上げる」と言うのを断って、雨の中を帰って来た。

荷物は重くて大変だったけど、姉や親戚の心遣いが凄く嬉しかった。

私は子供の時からヘンコーで親戚付き合いを全くしてこなかったのに皆が私のことを心配してくれていると思うとすごく感謝である。

月曜日が仕事だったから今日は私的には身体を休めブラブラするつもりであったが、色々忙しく動き回った。

疲れたので9時半には寝てしまった。