開店準備

お店の開店パーティーで渡す記念品(粗品)をOちゃんが下見をしていた。

Oちゃんが「一緒に見に行こう」と言うので、一緒に行った。

「これで良いじゃない」と私が言い、記念品を決めて注文をした。

夕方、久し振りにOちゃんと銭湯に行き家に帰って来ると電話が鳴った。

電話に出るとKちゃんからだった。

「お店の案内チラシが出来たから見て」という内容。

天王寺駅の公衆便所の前で待ち合わせをして会うことにした。

JRの天王寺駅の公衆便所の前に行き、ふと考えた。

Kちゃんは地下鉄の御堂筋線で通勤をしているから、もしかしたら地下鉄の公衆便所の前で待っているかもしれない。

OちゃんにJRの駅の便所前で待ってもらい、私は地下鉄の便所の前で待つ事にした。

約束の時間にOちゃんが地下鉄の便所で待っている私を迎えに来た。

「Kちゃんが来たよ」と。

Kちゃんは笑って言った。「JRの駅の公衆便所と言ったじゃない。靴磨きの所だと」

私は???「そうだっけ」

私は最近すごく感じている。

私は人の話を聞いていないな。早合点が多いなと。

店をすることになって、店のマスター、ビルのオーナー、カラオケ屋等などと打ち合わせなどよくしている。

その後、Oちゃんと話し合うと、私が理解した事とOちゃんが理解したことが大きく違う。

どうもOちゃんの理解したことの方が正しいようだ。

(契約のお金を、私は50万円も少なく理解をしていた。)

私はOちゃんと一緒に話を聞いていて、いや、どうも私は話を聞いていないらしい。

相手の話しを聞いていて、私は私の都合の良いように聞いているらしい。

まともに話を聞いていないらしい。早合点をしているらしい。

(早合点や聞き違いのエピソードは、子供の時からいっぱいある。)

本当にOちゃんと一緒で良かったと、Oちゃんに感謝をしている。

Kちゃんと一緒に飲み屋に行き、チラシを見せてもらった。

Oちゃんも私も大感激。すごく良いチラシ。

流石プロが作ったチラシ。

2時間くらいKちゃんとワイワイ飲み、別れて帰って来た。

寝る時にチラシを再度見てビックリ。

所在地が浪速区恵美須東が浪速区恵比寿東となっているではないか。

恵美須が東京の恵比寿になっている。

早速電話をして何箇所かの訂正を頼んだ。

少しずつ、一歩一歩確実に開店に向けて動いている。

みんなに喜んでもらえる店にしなくてはね。