昔の男

Kちゃんの来店。

Kちゃんが最近お付合いを始めたKNちゃんと一緒に来店の予定だったが、KNちゃんに急遽仕事が入り来れなくなったとのこと。

KNちゃんから福井のお土産(饅頭とカステラ)を預かって来てくれました。

KNちゃん、ありがとう。みんなで美味しく頂きました。

Nさんの来店。

Mちゃんと店で7時に待ち合わせをしていましたが、中々Mちゃんが来ません。

やっと携帯に連絡がついた話では、Mちゃんが家を出ようとしている時、お母さん(80過ぎ)の体調が悪くなったので来られなくなったとのこと。

Nちゃんはチョッピリ淋しそうでした。

お母さんの体調が悪いのでは仕方がないね。お大事に。

Aちゃんの来店。

ボトルを前回キープしたばかりなのに、ウィスキーを出したら半分以下しか残っていません。

そういえば前回、みんなに振舞ったんだよね。

Aちゃん、今夜もキープしたけれど、ご機嫌でみんなに振舞ってしまい、帰る時には又、半分になってしまいました。

Aちゃんが帰る時間になり、Aちゃんを1階まで送って行きました。

Aちゃんを送り、店に戻ろうとした時にスーツを着た紳士(60過ぎ)に声をかけられました。

「かけふか?」と。

私は「はい」と答えてエレベターまで行くと、紳士が付いて来てエレベーターに乗って来ました。

「何階に行かれますか?」と紳士に聞くと、紳士は無言。

3階で私が降りると、紳士が付いて来ました。

紳士を“かけふの店”に招き入れました。

Oちゃんに「お客さんでーす」と大きい声で言いました。

紳士とOちゃんの会話を厨房で聞いていましたが、二人の話題は“橋(昔あったSMの店)”の話。

ここでOちゃんは気が付いたのです、かけふの昔の男だと。

Oちゃんに25年前に付き合っていた彼の写真を見せたことがあり、その写真の男だと気が付いたのです。

(ちなみにOちゃんは人の顔を覚える天才。私は人の顔を忘れる天才です。)

私はOちゃんとその人の会話から、昔の男(M)だと気が付きました。

(別れてから25年経っているので、彼の顔を見ても気が付きませんでした。)

Mは某市に住んでいて、25年前は遠距離恋愛でしたが、Oちゃんと出会い、Mに別れて下さいと言って別れてもらいました。

Mはでっぷりとした恰幅の良い体形。今でも結構もて筋。

来店中のTYちゃん、Mが気に入ったのかアタック。

Mが帰る時に私が送ろうとしたら「まかしとき、僕が送って行く」と言ってTYちゃんが送り出しました。

この時、TYちゃんは自分の携帯電話の番号を教えていました。

Mともう少し話をしたかったのですが、話すことが出来ませんでした。

でもMは又、店に来てくれるでしょう。

今夜は昔の男に会えて懐かしく思いました。

今夜も多くのお客さんの来店。ありがとうございました。