金曜日

最初のお客さんはY君(47才)。

Y君は姫路で生まれ育ったそうです。

Y君がまだ幼児の頃、叔母さんの夫に抱かれると、なぜかしらオチンコが立っていたそうです。

(ウ〜ン、その頃からオケケとはすごいよね。)

自分が男が好きだと気付いていたけれど、どうして良いか解らず、モンモンと青春時代を過ごしていたそうです。

30代になったある時、雑誌の「宝島」でゲイ特集があり、その中にゲイのサークルの連絡先があったので早速、電話をしてサークルに入ったそうです。

サークルで奈良や京都の観光をしていたとか。

サークルの会員の年下の子にゲイスナックに連れて行ってもらって、やっと本格的にゲイの世界に入ったそうです。

「他に面白いことなかった?」と聞いたら、Y君がおもむろに話し始めました。

「5、6年前にR(淫宿)で2度、お父さんに会ったことがある」と。

お父さんは大正15年生まれ。

Y君はお父さんだと気付いたけれど、お父さんはY君がRにいたことは知らなかったとか。

Y君は、どうしたものかと考えたあげく、お父さんにRでのことを話したそうです。

話を聞いたお父さんは最初はビックリしていたけれど、自分がゲイだと打ち明けたそうです。

「そう云えば、お父さんが若い頃、よく男の人から電話がかかって来ていたな」とY君。

親子でゲイだと打ち明けあって一件落着となったそうです。

聞いていた私は「へ〜」。

新規さんの来店。

新規さんはRちゃんで46才。

堂山のスナックMで「あんただったら新世界のかけふに行ったら」と紹介されて来たそうです。

話を聞いてみたらY君とは堂山で行くスナックは同じでした。

話をしたことがないけれど顔見知りのY君がいてRちゃんは安心をしたようです。

Rちゃんは鹿児島出身で大阪で結婚をしたけれど30過ぎに離婚をしたとか。

離婚後、少し変っているな(ゲイかな?)と云う友達を家に止めて、彼と男の初体験。

それからゲイになったそうです。

たまたま隣りに座っていたSちゃんがコナミスポーツクラブに通っていることを知り、RちゃんがクラブのことについてSちゃんに話し掛けました。

Sちゃんは週に1度くらいの割りで行っているそうですが、Rちゃんは週に3回行っているそうです。

Rちゃんはマッチョになりたがっていました。

コナミスポーツクラブについてRちゃんが、Sちゃんにあまりにも詳しく聞いていたので、Sちゃんは困っていました。

Tちゃんの来店。

Yちゃんと別れたTちゃんです。

みんなは、2人が別れたことについて「良かったね。良かったね」と言っています。

でも、Tちゃんは「Yちゃんと別れたと云っても別に喧嘩別れをした訳でもないし、良い飲み友達だよ。今でもメールをし合っているよ」と言っていました。

付き合って1年足らずの2人。

本格的な別れ話は、これで2回目。

これから2人また、よりを戻すのでしょうか?

乞う、ご期待!と云ったところかな?

Tちゃんは2人の別れ話の説明に、あちらこちらのスナックに行っているようです。