「日記に書かないでね」と言われるお客さんが今日は多かったので、当り障りのないことを書きます。
「連休でもとって2人で旅行にでも行ったら?」と、よくお客さんに言われます。
そこで、「旅行に行って布団が変わったら眠れなくなるし。慣れない便所だと便秘になるし」と、私は旅行に行かない言い訳をしていました。
今日、「何故、旅行に行かないの?」と聞かれたので私の本音を言いました。
「小学生の時(10才前後)、島根県から大阪に夜行列車で出て来たのだけれど、車中から見た、暗い日本海や遠くに見える民家の灯り、たまに止まった駅のぽつんと点いた明かりが眼に焼きついているから。故郷から離れて、遠くに行くと云う淋しい経験がトラウマになっているから」と言いました。
お客さんのAさんは言いました。
「その頃は蒸気機関車だよね。私は昭和42年頃、広島支社にいて、木次線に乗り松江、米子と行き、鳥取まで出張をしたことがあるけど、汽車の道中は淋しいよね」と。
たまたま話したことに同感をしてもらえて、私は嬉しかったです。
たとえば、夜の暗い中、JR環状線が車中の灯りを点けて走っているのを見ても、胸がキュンとなってしまうのです。
だから私は、旅行に行くより、家でぽつんと1人で本を読んでいる方がずっと好きです。
Bさんのお父さんは福島県生まれで、お母さんは東京生まれだそうです。
「お父さんが健在の時、実家(福島県)に行ったけれど何もないところだった。温泉はあるけれど、滞在していても3日くらいが限度だ。言葉(方言)も全く解らず、お父さんに通訳をしてもらった」そうです。
「実家は新潟県との県堺の何とか峠の近くだ。峠の名前が出てこない」と言っておられました。
福島と新潟の県境の峠は、鳥井峠、中山峠、博士峠、六十里越峠などがあり、多分、六十里越峠かも。
Cちゃんはハワイ生まれだけれど、お祖父さんとお祖母さんは島根県生まれです。
ルーツ探しでCちゃんは時々、島根に行っていますが、「島根は良い所だ。住んでいる人も最高に良い人達だ」と絶賛しています。
Aさんも「島根県人は本当に良い人だ」と言われたので、私は嬉しかったです。
島根でも西の方、石見の人は特に良いそうです。
Dちゃんはパチンコで負けた時に、ハッテン場の映画館に行くそうです。
そこで、かけふの店のお客さんにばったり会うそうです。
「そんな時、タイプの男がいても手を出せないので困ってしまう」そうです。
「お互いにハッテンに来ているのだから、気にせずに手を出せば良いじゃない」と私が言うと、「駄目だ」とDちゃんは言いました。
「でも、またパチンコ屋に戻ると、負けた金を取り戻す」と言ってDちゃんは笑っていました。
日記をよく読んでいてくれるAさんは、岡ちゃんと私が店の定休日(火曜日)に立ち飲み屋に行っていることを知っています。
「東京では立ち飲みのことを“角打ち”と言うらしいよ。パソコンで調べてごらん」とAちゃんが私に言いました。
家に帰ってから調べてみたら、関東や九州では“角打ち”と言うらしいです。
面白いですね。