金曜日の最初のお客さんはTさん。仕事を終えて即、来店。
今日はKちゃんと待ち合わせとか。
でも、Kちゃんは生まれ育った土地柄のせいか、かなり鷹揚。
言い方を変えれば、ルーズ。
時間にルーズなKちゃんのことをTさんは「嫌いだ」と言って、腹を立てていました。
間もなくKちゃんの来店。
時間に遅れたことなど、全く気にしていない様子でした。
Tさんはアルコールが全く駄目なのでウーロン茶のオーダー。
Kちゃんは最初、ビールを飲んで後は焼酎の水割りを飲んでいました。
星児君の来店。お土産に星児君お手製のハヤシライスのルーをくれました。ありがとう。
星児君がかけふの店に来出した当時は、自分のことを「宇宙人だ」と言って、喉を右手で引っ張って「ワレワレハー」と変な声を出して、テレビなどに登場する宇宙人の真似をしていました。
その為にTさんは星児君のことを今は「火星人」と呼んでいます。
Tさん、Kちゃん、星児君の3人は色んな話題で盛り上がっていました。
英語でゲイと云う言葉は同性愛の意味以外に“陽気な”とか、“快活な”と云う意味がある、とKちゃん。
タコの腹(頭?)の部分は土瓶に似ているので“瓶(びん)”と呼び、寿司屋で「瓶を握ってくれ」と言うと、通がられる、と星児君。
長野ではマスターベーションのことを「手チンポ」と言うらしいよ、とTさん。
KOさんの来店。KOさんは60才半ばだと思うけれど、髪の毛を黒々と染めて「自分は50才」と、笑って言っています。
30年以上前、新世界のゲイスナックのマスターに「あんたのタイプの男は神戸にいるよ」と言われて、神戸のスナックを紹介されたそうです。
紹介された店に始めて行ったら、1人だけタイプの客がいたそうです。
KOさんがラブコールの意味を込めて歌を唄ったら、その店のマスターが「あんた、好みの男がいるでしょう」と言い、KOさんのタイプの男を言い当てて、男を紹介して引き合わせてくれたそうです。
「その神戸の男とは28年間付き合った」そうです。
最後は死に別れだったそうですが「充実した28年間だったので悔いはない。思い出だけで生きて行ける」と、KOさんは言っていました。
KOさんが2人でスナックに行った時、マスターが酔っていたそうです。
マスターに「(カウンターの外に出て)隣に座れ」と言ったら、マスターが隣の席に座ったそうです。
KOさんは「そのマスターをやってしまった」と笑って言ったので、「(KOさんの)相手がいる前でやったの?」と聞いたら、「うん」と答えていました。
店に来たらいつも面白い話をしてくれるKOさんですが、喧嘩っぱやいところがあるので、時々ハラハラさせられます。
10時を過ぎた頃、Yさん、S君、YAさんとKI君等が来て、店はにぎやかに。
みんなは英語の歌などを唄い、盛り上がりました。