今日、最初のお客さんはAちゃん(64才)。
私達が前に手伝っていたスナックからの知り合いで、もう15年以上のお付き合いです。
Aちゃんはパチンコにはまり家まで売ってしまいました。
羽振りの良い頃は毎日、新世界に出て来てパチンコをして毎夜、飲み歩いていました。
でも今は年貢を納めて、店に来てくれるのは年に数回です。
でも、Aちゃんが店に来てくれると“Aちゃんは元気なんだ”と、私達は安心しています。
Aちゃんは月に1度くらいのペースでハッテン場の映画館に行っているそうですが「知り合いの年配の人が来なくなった。メンバーが変わってしまった」と、言っていました。
DさんとHさんの来店。
Dさんが「かけふの店」に来出したのは2年前くらい。
店に始めて来た時「この店は落ち着いているから今度は彼を連れて来ます」と言い、Hさんと一緒に来てくれるようになりました。
Dさんは60才を過ぎた頃、京都でタクシーの運転手をしていました。
その時「1万円を出すからPを触らせくれ」と言われて“1万円だったら良いか”と思い触らせたそうです。
タクシーのお客さんに、男同士は何処で遊ぶかを聞いたら、堂山のH(淫宿)を教えられたそうです。
Dさんは一人でHに行き、本格的にゲイの世界に入ったそうです。
DさんとHさんは同棲を始めて6、7年。
最初はセックスがあったそうですが、今はないそうです。
家事一切をDさんがこなす共同生活だそうです。
2人が帰られる時、エレベーターホールまで送って行き、Hさんに体重を聞いたら、以外に重たかったです。
エレベーターのドアが閉まる瞬間、Hさんは股間を押さえて言いました。
「ここが重たいから」と。
店のドアが少し開いて、直ぐに閉まりました。
私は“中の様子を見て、入るのを止めたんだろうな”と思って、外を見には行きませんでした。
でも、入り口近くに座っていたお客さんが「見に行っといで」と私に言ったので、見に行ってみました。
ドアの外には背が高く大人しそうな女装の人が立っていました。
私は「(女装の人は入れない)ごめんね」と言って、丁寧に断りました。
女装の人はエレベーターで上の階のスナックに行きましたが、直ぐ降りてきました。
多分、上の階のスナックでも断られたようです。
女装の人が可哀想でした。