Iさん(59才)、浮かない顔で来店。
「お父さん(72才)と連絡がとれない」と、Iさん。
お父さんは娘、孫娘の3人住まい。
娘と孫は携帯電話を持っているけれど、お父さんは持っていないので連絡を取る時は家の固定電話。
「何度も電話をしているのに誰も出ない」と、Iさん。
みんなは「(お父さんの)歳が年だから倒れて、入院でもしているかもしれないよ?」と。
Iさんは、お父さんの家の前まで2回、様子を見てに行ったそうです。
「お父さんが乗っている自転車の位置が前と違っていたので、お父さんは元気にしているかも?」と、Iさん。
お父さんの娘と孫娘とは面識があり、孫娘には高校の入学祝いを上げたこともあるそうです。
「なんで家の中まで入らないの?『近くまで来たから寄ってみました』とでも言えばいいのに」と私が言うと、「だって・・」と、煮え切らない返事のIさん。
「本当に心配だったら、尋ねて行けば良いのに」と、私が言うと、「帰りに、お父さんの家に寄ってみる」とIさんは言って、帰って行きました。
暫らくしてから「やっぱり、寄らないで帰る」と、Iさんから電話が入りました。人を愛するって、大変だね。
Tちゃん(59才)は12月23日に加古川マラソンを走って来たそうです。
雪が舞うような寒い日の堤防を走るコースで、30キロを過ぎた辺りからお腹が冷えて痛くなってきたそうです。
走っているとトイレがあったのでトイレに入ったそうです。
トイレットペーパーがなかったらどうしよう?と、心配していたら紙が置いてあったそうです。
トイレに入ったのは良いけれど、出て来たのはオナラだけ。
コースに戻って完走をしたそうですが、トイレに入ったせいで時間は4時間12秒。
「トイレに入っていなかったら4時間が切れたのに」と、Tちゃんは残念がっていました。
マラソンを走ると(汗が乾いて)身体が塩をふいたみたいになるので、サウナか銭湯に入ってから帰るそうです。
だから、ゴール地点近くのサウナや銭湯は行列が出来ているそうです。
・・・筋肉質で痩せた男がタイプの人は、マラソンの日にゴール近くの銭湯に行ったら、タイプの男をいっぱい見ることが出来るかもね?・・・
ホテルも予約したそうです。
完走するのに12時間かかるそうです。偉いねー・・・
A君(38才)は今日、付き合って1年になるお父さん(68才)と別れて来たそうです。
お父さんが仕事で外国に行き、1年は帰って来れないそうです。
A君はお父さんに3万円くらいの時計を記念に買って上げたそうです。
お父さんが「Aは何が欲しい?」と言ったので、何気なく「指輪」と答えると、指輪を買いに連れて行ってくれたそうです。
親子ほど歳が違う2人を見て、女子店員は“誰か女性へのプレゼントだろう”と思っていた様子。
でも、A君が指輪をはめてみだしたので、女子店員が2人の仲を理解したそうです。
展示してあった一品物の指輪が気に入ったので、買ってもらったそうです。
お父さんは現金で8万円を払ったとか。
買ってもらった指輪はA君の左手の薬指で光っていました。
お父さんと別れて、そのまま家に帰る気になれず、かけふの店に飲みに来てくれました。
淋しそうなA君でした。