今日、最初のお客さんはA君(40才)。
今日は1年半前に80才で亡くなったお父さんのお墓参りに行って来たそうです。
お父さんと付き合っていたのは2年間。
家族付き合いをしていたそうです。
「お父さんは喜んでいるだろうね」と岡ちゃんが言ったら、「うん」と、A君はうなづいていました。
今日は思ったより暑くて、汗だくになったので、着かえの為のシャツをユニクロで買って、通天閣下の銭湯に行ったそうです。
銭湯で2人の男が話していたそうです。
A、「今度、宍道湖の方に出張する」
B、「長野に行くのか?」
A、「いや、鳥取に行く。松山に行く」
2人の頓珍漢な会話を聞いていて、「島根だ。松江だ」と、A君は訂正をしたかったそうですが、黙っていたそうです。
その後、2人は脱衣場の方に行ったそうですが、年配の方だけ戻って来て、露天風呂に入っていたA君の足を足でツンツンとして、モーションをかけて来たそうです。
この銭湯には「ホモ行為禁止」の張り紙が、サウナと露天風呂にある銭湯です。
A君は、ツンツンに気付かない振りをして、その場を離れたそうです。
A君が趣味のサークルから帰る時、先輩が「車で大阪まで送って上げる」と言ったそうです。
他人を車に乗せたことがない先輩から、「送って上げる」と言われて、少し考えたそうですが、先輩の行為に甘えることにしたそうです。
途中、「お茶でもしようか?」と言われて、2人で喫茶店に入ったとか。
先輩がおもむろに話し出したのは、A君の見合い話。
独身のA君に、先輩が言ったそうです。
「石原裕次郎と同じ病気ではないだろうな?」と。
”裕次郎と同じ病気ってホモって云うこと”と解釈したA君は、「違います」と、答えたとか。
「後になって、『裕次郎と同じ病気って何のことですか?』って、とぼけた方が良かったかな」と、A君。
“このまま、ゲイとして一生、独身でいるのかな?”と考えるようになっていたA君は、結局、一つ年下の未婚の女性と11月に見合いをすることにしたそうです。
「写真を見て、相手の女性はどんな女性だった」と岡ちゃんが聞いたら、「可もなく不可もない人だった」と、A君。
「どれどれ」とA君の手(手相)の異性運(結婚線)を見ると、結婚線は一本もなく、ツルンとしていました。
店でいつも洗い物をしている私に、今日、C君が「これ、よく汚れが落ちるよ」と言って、ドイツ生まれの石鹸「激落ちくん」をくれました。
それを見て、A君が言いました。
「会社で使っているけど、よく落ちるよ。クレヨンのあとなど綺麗に落ちるよ」と。
来店中のお客さんも「家で使っている」と、言っていました。
C君、ありがとう。今度、使ってみます。
Dちゃん、Fちゃん、Gちゃん(お店のマスター)の来店。
10月1日がFちゃんの58才の誕生日なので、蟹を食べに行って、お祝いをしたそうです。
蟹のコースを食べて来たとか。
予約して行ったそうですが、大広間で3人切りだったそうです。
「ゲイでやかましい(よくしゃべる)3人を、他のお客さんから離したのだな(隔離)」と、みんなは笑いました。