Aさんが前回、店に来た時は悪酔いをしたそうです。
大阪駅で気分が悪くなり、トイレで戻したそうです。
JRに乗り換えたそうですが、京都まで行ってしまったとか。
乗った電車が最終ではなかったので、Uターンして戻って来たそうです。
Aさんがなかなか帰って来ないと、奥さんがすごく心配するそうです。
前は、最寄駅まで帰って来て、自転車で帰ろうと思ったそうですが、酔い過ぎて自転車に乗れない状態だったそうです。
駐輪場から奥さんに、「歩いて帰る」と、電話を入れたそうです。
家で奥さんは、“Aさんが歩いて帰るとしたら家まで約十何分”と考えながら、待っていたそうですがAさんは帰って来なかったそうです。
心配になった奥さんがタクシーを呼び、駅から家までの道を走ったそうです。
タクシーで駅に着き、駐輪場でやっとAさんを見つけたそうですが、Aさんは駐輪場で寝てしまっていたとか。
夫婦2人と猫一匹暮らし。
Aさんは出来るだけ奥さんに心配をかけないようにしているそうです。
Aさんの家ではロシアンブルーの猫(オス・12才)を飼っているそうです。
Aさんが仕事に行こうと髭を剃ったり、服を着替えていると猫が「行くな」と淋しがるそうです。
「猫は可愛い」と、Aさんは言っていました。
Aさんは19才で、組合員になったそうですが、結婚を機に足を洗おうと、付き合っていた彼に「別れて欲しい」と言い、別れたそうです。
足を洗うつもりだったのが結局、足は洗えずじまい。
「別れてくれと言い、別れてくれた彼に悪いことをした。今なら、当時の彼のつらい気持ちが分かる」と、Aさんは言っていました。
Aさんは今、ミスの許されない、かなりハードな仕事についているそうです。60才で定年になったら故郷に帰るそうです。