木曜日

エベレストの空中遊覧飛行から一昨日帰って来たAさん(65才)が、旅行の報告に来てくれました。

遊覧飛行には天気のことを考えて、2日間の予定(猶予)が組まれていたそうです。

遊覧飛行予定の1日目は朝に、降っていた雨が止んだそうですが、1日中曇っていて中止。

2日目は、春霞がかかって飛行は中止。

ゆえに、エベレスト上空の飛行は叶わなかったそうです。

でも、行き帰りや、移動の飛行では天気が良く、ヒマラヤ山系の山々が綺麗に観えたそうです。

エベレストの遊覧飛行が中止になったので、1万円を返してくれたとか。

ヒマラヤ山系を望む展望台まで行くのに、階段を登らされたそうですが、1時間もかかったそうです。

みんなが辛抱して登っていたので、仕方なくAさんも登ったそうです。

今年の成人式で新成人が近鉄あべのハルカス(デパートなどの総合ビル)の階段を頂上階まで1時間かけて登ったそうですが、高さは300m。

Aさんも展望台まで300mくらいあったのでしょうね。

元気でないと、ネパールなんて行けないね。

私は絶対、無理です。

カトマンズの街はどうだった?」と聞いたら、「道は未舗装の所が多くてデコボコだった。建物は煉瓦造りで高い建物はなかった。車やバイクの排気ガスや、砂埃で空気が悪かった。現地の人達はみな、黒いマスをしていて、日本人の私達は白いマスクをしていた」と、Aさんは笑いながら言っていました。

Bさん(62才)は去年、奥さんとロンドン、パリと海外旅行をしましたが、寒い時期で観光のシーズンオフだったので、何処に行っても日本人の団体客ばかりだったそうです。

海に浮かぶ修道院モンサンミッシェルも日本人初めとする東洋人で、ごった返していたそうです。

Dちゃん酔って、ご機嫌で来店。

今日はシャンソンをいっぱい唄ってくれましたが、「山田洋二監督が訳詩した『百万本のバラ』が唄いたい」と、言い出しました。

山田洋二監督の歌をカラオケで探しましたが、ありません。

松山善三監督の訳詩だったら、クミコの歌でありましたが、すごく編曲されていました。

来店中のDさん(68才)にスマホで探してもらいましたが、山田洋二の訳詩はありませんでした。

「Dちゃんの勘違いと違う?」と言うと、「いやいや、『くるくる くるくる回るトゥシューズ』と言う、山田洋二の訳詩があるはずだ」との一点張りでした。

家に帰ってからパソコンで調べたら、山田監督の訳詩はなく、松山監督の訳詩がありました。

松山善三が訳詩した「百万本のバラ(歌唱仲代圭吾の動画)」を聴いてみました。

すると、貧しい絵描きの切ない恋心を表現した訳詩と、歌手の歌唱力に私は感動して、涙が出て来てしまいました。

パソコンで仲代圭吾を調べたら・・仲代達矢の弟でシャンソン歌手でした。

カラオケで「黒い鷲」を熱唱した後で、Cちゃんが或る事を思い出して、話し出しました。

「昔ね、バルバラ(黒い鷲を唄ったシャンソン歌手)のコンサートをね、高い金を出して聴きに行ったの。そうしたら、バルバラが3曲歌い終わってから『のどの調子が悪いので』と言って、帰ってしまったの。お金は返してくれなかった。労音で尾埼紀世彦のコンサートに行った時も、数曲唄ってから『風邪をひているから』と言って、中止になったの。この時も金は返してくれなかった」と、思い出して、今でも腹が立つのか、Cちゃんは憤慨していました。