Aちゃん(60半ば)は、お父さんの顔を知りません。
Aちゃんのお父さんは男前で、女たらし ・ ・ だったとか。
あちこちに子供を作っていたそうです。
でも、多くいる子供達の中で男は唯一、Aちゃんだけ。
お父さんの家ではAちゃんを引き取り、後継ぎにしたかったそうですが、お母さんが猛烈に反対。
Aちゃんを手放さなかったそうです。
Aちゃんは、体は男(オチンチンが付いている)だけれど、ゲイ。
「やっぱり、全員、女だったんだね」と、誰か。
「Aちゃんはお父さん似? お母さん似?」って誰かが聞いたら、「お母さん似」と、Aちゃん。
男前のお父さんには似なかったのね。 残念。
Aちゃんは今日、天王寺公園の中にある茶臼山で、ゲイの友達と待ち合わせをしたそうです。
「今日は雨でしょう。それなのに、茶臼山にはゲイがいっぱい居たよ」と、Aちゃん。
ゲイって、色気が勝っているから元気なんでしょうね。
Aちゃんは新世界に来たら必ずラジウム温泉(銭湯)に行きます。
今日も、いっぱい知り合いがいたそうです。
知り合いを見つけるとAちゃんは、あっちに行ってペチャクチャ。 こっちに行ってペチャクチャ。
知り合いと話していると、狭い湯船の向こうの縁に男が座り、これ見よがしに股を広げてオチンチンを見せる男がいたそうです。
その男、今度はAちゃんの隣に来て、身体を摺り寄せて来たそうです。
「ものすごく積極的な人もいるもんだね」と、Aちゃん。
「今日、刺青の男はいた?」と誰かがAちゃんに聞いたら、「入れ墨の男はいたけれど、刺青が綺麗ではなかったので、話しかけなかった」と、Aちゃん。
Aちゃんは小学生の頃までは無口な子だったそうですが、今は、人見知りなど全くしない、お喋りな大人になった様です。
Aちゃんは今夜、笑いっぱなしでした。
Bちゃん(50過ぎ)は、付き合い始めた男(Cちゃん・60代)と、青春18切符で関西のJRを乗り継いで、滋賀県の南草津に行ったそうです。
Cちゃんはスーパー銭湯が好きなので、南草津にある、スーパー銭湯(極楽湯)に行ったそうです。
Bちゃんは銭湯は好きではないそうです。
「(大きな銭湯や温泉にある)家族風呂に入るのなら、まだ良いけれど」と、Bちゃん。
Bちゃんは体重が三桁あるので、風呂から出て服を着たら、滂沱(ぼうだ)の汗が出て来るので、それが嫌いだそうです。
銭湯好きのCちゃんは、ゆっくり(2時間くらい)入っていたそうですが、飽きが来たBちゃんは先に風呂を出たそうです。
Dちゃん(50代)が某スナックに居る時、その店のお客さんがEちゃん(60過ぎ)に電話をしたそうです。
「今、どこにいるの?」って聞いたら、Eちゃんが「〇〇(兵庫)に居る」と答えたそうです。
ナインモンスターでEちゃんの位置情報を調べてみたら、Eちゃんは某スナックから200mの所(新世界)にいたとか。
「ねー、同じ嘘をつくんだったら、もっとましな嘘をつけばいいのにね」と、Dちゃん。