Aちゃん(60半ば)は今日、職場の送別会に参加して来たそうです。
「目いっぱい飲んで、酔っぱらった」と、Aちゃん。
何だか、店に来た時点で、Aちゃんは少し荒れた感じでした。
Aちゃんが歌を唄い始めました。
「岬めぐり」や、「旅人よ」、「愛傷歌」等など。
そして、Aちゃんは「愛傷歌」を唄いながら、涙を拭いていました。
Aちゃんの奥さんは病気で入院していましたが、歌を唄い終わってからAちゃんがポツリと言いました。「死んだ」と。
Aちゃんは過去にギャンブル(パチンコ)依存症になり、借金をいっぱい作りましたが、奥さんは説教一つ、こごと一つも言わずに、Aちゃんを信じて付いて来てくれた人だそうです。
Aちゃんが立ち直るのを、奥さんは優しく見守っていたそうです。
Aちゃんはすごく、奥さんに感謝している様でした。
今は、一人で弁当を作って仕事に行っているそうです。
何と言ってAちゃんを慰めて上げたらいいか分からなかったので、私は黙っていました。
Aちゃんは昨日、自転車で転んで右手首を怪我したそうです。
絆創膏が剥がれていたので、新しい絆創膏に換えて上げました。
Aちゃん、淋しいだろうけれど、頑張ってね。
Bさん(70前後)と、Cさん(60代)、本当に久し振りでの来店。 過去にかけふの店に来たのは数回のみ。
BさんとCさんが常連として飲みに行っていた店が、もう直ぐ店を閉めるので、これから飲みに行く店を探しているそうです。
Bさんと、Cさんは、歌を唄ったけれど、共に歌が上手でした。
2012年の美川憲一の曲「金の月」は初めて聞く歌でしたが、Cさんが上手に唄っていました。
歌詞を一語、一語、丁寧に唄っていました。