今日、最初のお客さんはAちゃん(60代後半)。
Aちゃんは10年、B助と同棲をしていましたが、B助は去年、ガンで亡くなりました。享年62才。
一緒に住んでいた頃、洗濯はB助の担当だったそうです。
B助がいなくなって、自分で洗濯をするようになったAちゃん、洗濯をする度に衣類が黄ばんで来たそうです。
おかしいなと思って調べてみたら、洗濯洗剤と思って使っていたのは柔軟仕上げ剤だったとか。
Aちゃんは、洗濯の度に水洗いだけしていた様なもの。
洗濯物が綺麗にならないはずだと、合点したそうです。
Aちゃんは日に3回、2匹いる柴犬の散歩に行っています。
ある日、人懐こい一匹の迷い犬が、犬の散歩をしているAちゃんに付いて来たそうです。
家まで付いて来たので、もうこれ以上犬は飼えないし、困ったなーと思っていたとか。
すると、その犬は近所のコンビニに迷い込み、犬好きのコンビニの経営者(夫婦)に飼われていたそうです。
犬好きの夫婦が、犬を医者に連れて行ったら緑内障を患っていたとか。
念の為、犬の飼い主が犬を探していたらいけないので、警察にも届けたとか。
その迷い犬は、コンビニの店舗の2階で飼い始められたそうです。
人懐っこい迷い犬の存在を知っていた近所の人達が、話し合っているそうです。
「あの犬って本当に徳のある犬なんだね。あんなに良い夫婦に飼われて」と。
Aちゃんは歯医者に行って、部分入れ歯を作ってもらったそうですが不具合があって物を食べる時、歯茎が痛いそうです。
Aちゃんが言いました。
「歯医者は今、コンビニの数より多いんだって」と。
そして、「生活保護を受け初めた人が、一番先に行く医療機関は歯医者だって」と。
Cちゃんは、6月6日が50才の誕生日だそうです。
おめでとう。
Cちゃんが20才の頃、滋賀で働いていたそうです。
Cちゃんには40才くらいの独身の先輩がいて、2人で一緒に行動をしていたそうです。
ある時、その先輩に連れられてポルノ映画を観に行ったそうです。
行った映画館は京都の八千代会館。
映画館を見渡すと、隅で男同士がいかがわしい行為をしていたとか。
あっ、ここはそう云うう所なんだと、それ以後、一人で行く様になり、ゲイの世界に一歩、足を踏み入れたそうです。
映画館で知り合った男に、京都の老舗ゲイスナックに連れて行かれたそうです。
そこのマスターが内緒で、Cちゃんに言ってくれたそうです。
「あの人(Cちゃんの連れ)と付き合うのは止めときなさい」と。
それ以後、その男と会ったらいけないので、映画館に行くのは止めたそうです。
Cちゃんは色々、昔話をしてくれました。