Aちゃんが飲みに来て言いました。
「1時間したら帰るから、教えてね」と。
いつも新世界に来たら12時を回るくらいまで飲み歩き、奈良県までタクシーで帰っているAちゃんに訳を聞いたら。
「明日は免許の更新で、認知症のテストを受けなくてはいけない」と、Aちゃん(70半ば)。
「認知症で引っかかったらどうしよう?再検査だったらどうしよう?別に免許証は返納しても良いけれど、たまに乗らなくてはいけない時もあるし」と、Aちゃん。
Aちゃんは今も現役で、週に4日、責任ある仕事で責任者として働いています。
Aちゃんは元気、まだまだ大丈夫だと、私は思っています。
Bちゃん(60半ば)は、40半ばで仕事を辞めお母さんの介護に専念しました。 お母さんを6年前見送り、今は兵庫県で一人暮らし。
サラリーマンの時は経理をしていたBちゃん、自分の年金を計算して、贅沢をしなければ暮らしていけると判断。
再就職、働くのをやめたそうです。
Bちゃん、今は「マラソン」と、合唱「一万人の第九」と、「男」が生き甲斐。 「もう、働きたくはない」と、Bちゃん。
今夜も、しこたま飲んで英都に泊まりに行きました。
立ちのBちゃんが今夜、言っていました。
「幾ら、へべれけになるまで飲んでも下半身は別。好みの男(デカケツと入れ墨)がいたら、ビンビンに立つ」と、言う様な事を。
聞いていたみんなは、「すごーい」と、あきれて、いや、賛嘆していました。
Cちゃんは、やっと40才。 奥さんと、小学校に通う娘がいます。
奥さんは仕事をしていて、奥さんが夜勤の時は娘の面倒はBちゃんが看ています。
年配の人と出会い、ベッドインをしてセックスの後、寝間で色いろのことを聞かれるそうです。
「どんな仕事をしているの?」、「結婚してるの?」、「子供はいるの?子供は男、女どっち?年は幾つ?」と。
寝物語で、Cちゃんが正直に答えていると、相手が言うそうです。
「家にはまだ帰らなくて、良いの?」と、まるで子供にでも言う様に。
Cちゃんは、そんな風に子ども扱いされると、白けて来るそうです。
年配の人から、Cちゃんはちょっと、幼げに、頼りなげに見えるのかもしれませんね。
Dちゃん(60半ば)は、2年前に15年くらい付き合って来た彼が亡くなったそうです。
病院に見舞いに行き、次の日も行ったら、病室に彼がいなく、名札もなくなっていたので、ナースに、「〇〇さんはどうしましたか?病室でも変わったのですか?」と聞いたら、「個人情報ですので(他人には)言えません」との一点張り。
彼の家に電話をして、彼が亡くなったことを知ったそうです。
「個人情報」、「個人情報」と、最近はちょっと行き過ぎの様な感じ。
亡くなった彼は、Dちゃんがいても、ロイヤルに泊まりに行く様な奔放な人で、Dちゃんは何時も、振り回されていました。
喧嘩が絶えない2人でしたが、反面、すごく仲が良かったです。
Dちゃんの彼が亡くなったのは60半ば。 まだまだ、若いのに。
ご冥福をお祈りいたします。