パート1
朝、9時オープンのスーパーに買い物に行き、帰って来てからトイレに入っていた。
そこに電話。 午前10時5分頃。
どうせ何かの勧誘だろう、電話に出ないでおこうかな、と思ったけれど、出た。
「こちらマンションの管理事務所です。今から緊急の工事があり断水します」との女性の声。
「はい、分かりました」と、私は電話を切り、トイレの続き。
トイレから出て、髭を剃り、シャワーを浴びました。
水道が止まると云うことなので早いけれど、店に行く準備。
シャワーは、昨日は念入りに体を洗ったので、今日は急ぐことだし簡単に。
濡れた体を拭いて、そのタオルで風呂場の床や、湯船を拭きました。
濡れたタオルを洗ってから干そうと、蛇口をひねったら、ヒャー、水が出ない。
本当に危機一髪。
もし、石鹸をつけて念入りに洗っていたら、泡だらけの体のまま断水。
あー、間一髪。 時間は10時25分頃。
本当に、本当に、体を拭いた後での断水で、良かったです。
でも、世の中、考えたら楽しい。
蛇口の先からポタポタト水の滴る音。
蛇口のつまみ(バルブ)をひねったらジャーと水。
11時半には工事が終わっていました。
パート2
岡ちゃんの病院に行って、岡ちゃんの隣のベッドの人に、「昨日は大丈夫でしたか?」と言って声をかけて上げようと思って病院に行ったら、彼のベッドは空きベッド。
青のビニールマットがむき出しになっていました。
どうしたのでしょうか?
パート3
今日は水曜日。 お客さんに来てもらえるのかなと、心配をしていたら、何年振りかにAちゃん(30代後半)の来店。
今日はハッテン場の映画館「国際地下」に行って来たそうです。
続いて来たのはBちゃん(40代後半)と、お連れさん。
Bちゃんも何年振りかで来店。
お連れさんはインターネットの出会い系で知り合った人でCちゃん(Bちゃんより1才下)。
「今日、僕らが来たこと、なんて日記に書かれるかな?楽しみだ」と、Cちゃん。
2人は今夜が初デート。 今夜の泊りはタワーサイドホテル。
パート4
Cちゃんは岡山出身。
小学生の頃は自然児で、ザリガニを一日で100匹捕まえたり、川で魚を取ったりして遊んでいたいたそうです。
中学で麻雀を覚え、高1の時、掛けマージャンで捕まったそうです。
高校は工業高校。
話を聞いていると、あまりと云うか、ほとんど勉強はしていなかった様?
〇〇科担当の先生が、クラス全員に言ったそうです。
「お前らは、この学校始まって以来の最悪の成績だ」と、云う様な事を。
高卒で就職。 関東の会社。
「良く会社に入れたね」と私が言ったら、Cちゃんは無言。
会社では高卒と云うことでちょっと冷遇。
大卒は大卒仲間で飲みに行き、Cちゃんには声がかからなかったとか。
定年まで4、5年の人(中卒で妻子持ち、娘が1人)が、Cちゃんに目を掛けてくれたそうです。
やんちゃくれで生意気なCちゃんを、我が息子の様に思い、仕事を仕込んでくれたそうです。
反骨精神旺盛なCちゃんも、彼に反抗しながらも、尊敬していた様です。
彼の定年退職の日は、女子事務員が渡すはずの花束をCちゃんがその人に渡したそうです。 感謝の気持ちを込めて。
その次の上司は、Cちゃんにとっては最悪。
色いろ、人にもまれて苦労して、今の地位を勝ち得た様です。
今、人生は最高の所でしょうか?
Cちゃんは結構 魅力的ですが、もう少し角が取れたら、もっともっと素敵な男になるでしょう。 将来が楽しみ。
Cちゃんは32才頃、結婚まで考えていた女性がいたそうですが、破局。
その後、何かの縁でゲイの世界に。
「昔は男が好きだなんて、一度も思ったことがなかった」と、Cちゃん。
「もし、僕がバリ立ちと言ったら、Bちゃんが受け専門みたいに思われるから言わないけれど・・」と、Cちゃんはアピール。
パート5
Bちゃんと、Cちゃんが出会って、一番最初に行った居酒屋は新世界の「酒の穴」。
「小皿を頼んだら、ビチョビチョに濡れた皿が出て来たんだよ。ビックリした」と、Cちゃん。
3流の居酒屋だから、仕方ないね。 料金も安いし。
「突き出しを頼む時、Bちゃんが一番最初に焼きそばを頼んでのでビックリした」と、Cちゃん。
「大阪の人はお好み焼や、焼きそばをおかずにしてご飯を食べるけれど、僕には考えられへん」と、Cちゃん。
Cちゃん、そのくせ、うどん定食や、ラーメン定食は違和感がないそうです。
どっちに転んでも、粉もんなのにね。
うどんも、ラーメンも汁物だから抵抗、ないのかな?
まー、兎に角、Cちゃんは楽しい人でした。
そしてみんなは、すごく飲んでいました。
アルコールが強い人達でした。
最後のお客さんはDちゃん(60過ぎ)。
仲間と焼き肉を食べて来たそうです。
あー、久しく焼肉なんて、食べてないなー。 私は。