読み始めた時、何か今風で読みにくいなーと、思いつつ読み終えました。
後で分かったのですが・・
2001年(17才の時)に「インストール」でデビューし、第38回文藝賞受賞。
2004年(当時19才)に「蹴りたい背中」を芥川賞を史上最年少で受賞したそうです。
10代で芥川賞受賞、すごいね。
本を読み終わって、なるほどと、分かる部分もありました。
でも、若い2人が赤裸々過ぎて、ちょっとついて行きにくい。
この小説の中で、「余り者」と言う言葉が出て来ます。
学校の授業で、「好きなもん同士5人ずつのグループになれ」と、先生が言ったら必ず数人あぶれる子が出て来るよね、その子らを「余り者」と、言うそうです。
この本の中での主人公は女子高校生ですが、この子自体が「余り者」。
女子高校生同士、ワーワーじゃれ合っている中には入りたい気持ちは山々だけれど、なぜか素直に入れないと云った感じの主人公。
この「余り者」と云うのがまさしく学生時代の私です。
何時も余り者同士グループに属するか、「可哀そうだから僕達の中に入れて上げようか」って感じで声を掛けられていました。 体育の時間は、特に。
昔から私は変わり者で、何時も一人遊び。
みんなとつるむのが嫌いな子でした。
運動神経も鈍いので、みんなと一緒に遊んだら・・みんなの足を引っ張るって感じ。
だから、授業が終わるとクラブ活動もしないで、まっすぐ家に帰り、一人でテレビを見ていました。
「奥さま、洋画劇場」などを。
その当時はイタリア映画全盛で「女王蜂」とか、「昨日・今日・明日」などを観ていました。
また、本も好きだったのでよく、本を読んでいました。
姉が会社の図書館から借りて来ていた石坂洋次郎の「日の当たる坂道」や、「河のほとりで」なんかを一所懸命に読んでいました。 勉強もしないで。
小説の中で、海に出かけた新太郎と、たね子が人目につかぬ岩場で、互いに素っ裸になって並んで海を眺めるシーンがありました。
「はだか」と云う言葉に私はドキドキ。
「河のほとりで」は、加山雄三と星百合子で映画化され、ワクワクしながら、観に行きました。
裸のシーンは、岩場に居る2人を遠く遠くから撮っていたので、裸かどうかは判別できませんでした。 私は、がっかり。
「陽の当たる坂道」も石原裕次郎と芦川いづみで映画化されたのを観に行きました。
考えてみると、この頃はよく映画を見入って行っていたのですね。
その頃、此花区四貫島商店街には日劇と、ブラザースと云う2つの映画館がありました。
早く言えば、毎週、映画を観に行っていました。
「余り者」から話がそれてしまったけれど、要は、私は友達がいなくても何ともなかったです。 その頃は。
でも、今から思えば、当時から私は変人だったのでしょうね。
そのせいで、私には幼友達がいません。
小学生の時、2回、転向したことも影響していますが。
今日も良い天気でしたね。
引っ越し準備で、ほこりまみれになるので今日はTシャツとパンツだけ。 寒くはなかったです。
今日も、クタクタです。
Tさん、投稿ありがとう。
もう、引っ越し、したんですか? へー。
何でだろう。 家の中にタオルっていっぱいあるよね。
保険会社や、郵貯銀行とかのタオルが。
天王寺区の広報誌を読んでいたら、「刑務所とかに送るからタオルを譲って下さい」と云うのが載っていたので、ドッカっと上げました。
自転車で取りに来ましたが、タオルが多過ぎるので、旦那が車で取りに来ましたよ。
でも、まだタオルや、ハンカチサイズのタオルがいっぱい。
今は、パッキングケースの中のクッション代わりに入れています。