きんぴら

白い日記のページをひろげて、さー何を書こうかと思案をしています。

一日、日記を休むと、あっという間にたまってしまう。

この間、「書くことがなかったら、今日は書くことがありませんとだけ書けば良い」と、Sちゃんが言っていた。

でも、でも、そういうことをしていたら毎日、“書くことがありません”と書き続けるようで恐い気もする。

おでんに入れる大根の皮むきをすると、沢山皮がたまってしまう。

捨てるのが勿体ないので、何時もだったら大根の皮をお汁の具にしたり、大根の皮のおじやを作っていたけれど、何か店で1品として無料で出せる物は出来ないかと考えた末にきんぴらを作ることにした。

小さく刻んで(竹輪も入れた)油で炒めて大根の皮のきんぴらを作った。

作り終わってから味見。

シャリシャリした歯ごたえは良かったのだけれども何か物足りない。

考えたら、砂糖と味りんを入れるのを忘れたことに気が付いた。

でも、それは後の祭り。

失敗作のきんぴらだけど、すごく沢山出来たので店で出すことにした。

恐る恐る、「どうぞ」と小鉢に入れて出したら、Sちゃんは少し食べてから「これは何?」と聞かれたので、「大根の皮のきんぴらだよ」と、教えてあげた。

皆さんが食べた反応は、「美味しい」とのこと。

皆さんにお出ししたきんぴらを、残さずに綺麗に食べて頂けたので嬉しかったです。

昨夜は月曜日で暇かなと思っていましたが、そこそこお客さんに来店頂けたので嬉しかったです。