50年前の漁師は素っ裸?

Sちゃんの来店。

月曜日の常連のSちゃんは妻子持ちで、家では何時も奥さんがSちゃんの帰りを待っています。

でもでも、飲みだしたらSちゃんは何時も帰りが遅くなります。

遅くなっても家に帰る時は良いのですが、時々遅くなり過ぎて友人の家に泊まる時もあります。

とうとう奥さんは怒ってしまいました。

10時を回って帰らない時は、1時間遅くなるたびに100円を罰金として払うことになったそうです。

便器のふたを下ろし忘れても1回につき100円の罰金とか。

小用を足す時も、座ってするように言われ、今では便座に座ってオシッコをしているとか。

朝立の時は不便だと笑っていました。

でも、100円の罰金とは、可愛いですよね。

奥さんはきっと、良い人なんでしょうね。

小Nちゃんも言っていました。

「僕も座ってするように言われて、座ってしているよ」と。

でもでも、酔ったSちゃんはメチャ可愛いので、私は大好きです。

Sちゃんは歌が大好き。歌でハモルのが大好きです。

今夜は大Nちゃん、小NちゃんがSちゃんの歌の相手をしてくれました。

昔は“くろねこ”で皆が泳いでいたと云う話になった時、Sちゃんと同郷の大Nちゃんが言い出しました。

「僕は漁師町で育ったけれど、その頃の猟師はみんな素っ裸で腰に荒縄を巻いただけだったよ。そしてその後に“くろねこ”をするようになったよ」と。

へー、某島の漁師は50年前はフリチンだったの?と私は思いました。

大Nちゃんの話は信じて良いのでしょうか?

Tちゃん、Sちゃんの来店。

Sちゃんは来た時から毛糸の帽子をかぶりっぱなしでした。

暫らくしてSちゃんが帽子を取ってみせると、丸坊主でした。

「どうしたの?」と聞くと、Tちゃんが「バツよ」と言ったので、「また浮気をしたの?」と私が言うと、Sちゃんは笑っていました。

でもSちゃんの坊主姿は“まるこめ味噌”の宣伝に出てくる子供のようで、すごく可愛かったですよ。

Mちゃんの来店。

Tちゃん、Sちゃん、Mちゃんは昔からの知り合いです。

三人で昔話に花が咲いていました。

お店の中でお客さん同士が楽しく会話をされ、カラオケで歌を唄ってもらえて本当に楽しい夜でした。