いつかHをしようね

今夜の最初のお客さんはF君。

昨夜、KS君が持って来てくれたカレンダーを取りに来ました。

仕事柄、正月休みは無いとのこと。

昨夜は仕事上でトラブルが重なって大変だったと話していました。

(Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんも言っていた事がある。いちゃもんをつける客に対して、特に自分が悪くも無いのに土下座をして誤らなくてはならないと。無念だろうな。)

WNさんの来店。

Mちゃんの来店。

F君とMちゃんは(恋人同士として)何となく上手くいきそうな感じ。

F君の隣にMちゃんは座りました。

F君は前々から言っていました。

「大Nさんと小Nちゃんは何時も手をつないでいてうらやましい」と。

焼酎を飲んでいる時も、歌を唄っている時も、大Nさんと小Nちゃんは何時も手をつなぎ合っていることについてF君は言ったのです。

そこで、小NちゃんはF君とMちゃんに「手をつなぎなさい。こうやって」と、二人の手をとって指導を始めました。

最初は不自然に、照れくさそうに、ぎこちなく手を触れ合っていた二人でしたが、小Nちゃんが何度か指導をしたら段々と上手に自然体で(酔いも手伝って)手をつなぎ合うようになってきました。

それはそれは微笑ましい二人でした。

「今度、会ったらHしようね」と言い合う二人ですが、何時のことになるか分かりません。

酔いが回り始めたF君がMちゃんに、Hは積極的な方か?受けか?どちらか、という様なことを聞き始めました。

Mちゃんは、僕は積極的な方だよムニャムニャと後を濁していました。

もし二人がHをしたらどんな風になるのかなと、想像する私は、苦笑を抑えられなくなってしまいました。

どんなHになるにせよ、多分二人は真剣にHをすることでしょう。愛を込めて。

時間になりWNさんがお帰りになる時、私は1階まで見送りをしました。

「オープン以来、色々お世話になりました。来年も宜しく」と挨拶をしている時に、私は涙が出て来て、それを隠すのに苦労をしてしまいました。

二人には、私達が店をすることを大変喜んで頂き、開店後も足しげく通って下さいました。

私達を励まして頂き、店の雰囲気を盛り立てて頂きました。

本当に本当に感謝です。

WNさん、至らない私達ですが来年も宜しくお願い致します。

今夜も多くのお客さんの御来店。感謝です。

それにつけても、マスターとしての私の至らなさが反省点です。

あの時にああ対処をすれば良かった。

あの物言いは悪かった。違う言い方もあったのにと、何時も反省ばかり。

マスターとして少しずつ成長しようと努力をしますので、もう少しの辛抱をお願い致します。

これからも宜しくお願い致します。