今夜の最初のお客さんはGさん。
Gさんは何十年か前、天王寺公園で路上生活者の若者を拾って来たそうです。
彼(結構良い男)の両親は離婚をして母親に育てられ、物心が付いた頃に家出をして放浪をして生きていたとか。
家に連れて帰り、彼を一人前にして上げようと仕事を見つけて上げても、給料をもらうとプラリといなくなる。
Gさんの金を持って又、いなくなる。
この繰り返しをして46才で死んでしまったとか。
無縁仏にするのは可哀相と思い調べたら、身元が分かり、弟が遺骨を持って帰ったそうです。
死んだ彼の父親は80才くらいで和歌山で生きていたとか。
彼の父親からも連絡が来るようになり、父親が入院をしたりした時は見舞いに行ったそうです。
とんだ拾い物をしたと、Gさんは笑っていました。
Gさんのお人好し加減も面白いけれど、死んでしまった彼の人生は何だったんでしょうか。
色々考えさせられるGさんの話でした。
お客さんが続いて来店。
歌も唄わずに皆でワイワイガヤガヤ会話が盛り上がったけれど、飲むにしたがって、何の話で盛り上がっていたのか忘れてしまいました。
あー、これではいけませんね。
明日からは盛り上がった話しの内容をメモするようにします。
店を閉めたのは1時半。
帰って寝たのは3時をまわった頃。