この間、かけふの店に出入りをして頂いている業者の方のお母さんが95歳くらいで亡くなられ、葬式がありました。
この件に関して、お客さんが言われたことに、成る程なと感心をしたことがあったので書きます。
誤解をされたり、反感を持たれない様に書くのは難しいけれど書きます。
言われた人は70才を越されたお父さん。
「死んだら遺体は(処分に困る)大きなゴミよ」と。
別に亡くなった方を冒涜するとか軽くみると云う様な話し方ではありませんでした。
70才を超えた大先輩の話として説得力がありました。
聞いておられた他のお客さんの反応は分からなかったけれど、厨房で一人聞いていた私はビックリ。
でもその後、私は成る程なと、思ってしまいました。
夏の終わり頃、セミの死骸がコロコロと道に転がっています。
でも直ぐに何処かに消えてしまいます。
犬や猫の死骸は保険所に電話をすれば、直ぐに処分をしてくれます。
でも、人間の死体に関してはそうはいきません。
役所に届けてから焼き場に持って行き焼いてもらい、骨はお墓に入れるか、お寺に持って行き永代供養をしてもらわなくてはなりません。
確かに面倒です。
私の場合はどうでしょう。
両親も兄弟も死んで、独り身の私が死んだら親戚は困るでしょう。
世間体のある葬式の段取りをして、遠くから時間をさいて香典を持って来なくてはいけません。
私の場合は特に親戚付き合いもしていないのにです。
あー、死ぬ時は遺体がぱっと消えてしまうような死に方がしたいものです。