電車の中で。

今夜の最初のお客さんは神戸のKちゃん。

お客さんで同じ通称名の場合、その人の住んでおられる場所(県なり市なり)を頭にして区別しているのですが、神戸のKちゃんは本当に多いです。

この場合、本当に困ってしまいます。

神戸のKちゃん(60才)は30年前、地下鉄御堂筋線の電車の中で痴漢に会い、オケケになったそうです。

「その頃は可愛いかったんだろうね」と言うと、Kちゃんは笑っていました。

その後、Kちゃんは新世界にあった御門(ごもん)を教えてもらい、本格的にゲイの道に入ったそうです。

御門はRやEが出来る前にあった淫乱宿で、今は知らない人が多いと思いますが、本当に楽しかったです。

私も毎週、遊びに行っていました。

「良い男がいっぱいいたよね」とKちゃんと、話が弾みました。

Iちゃんの来店。

Iちゃんも結構、電車の中で発展をされていたみたいです。

ある時、Iちゃんの大理想の男がいたので、チョッカイを出したら、相手もOKの反応を示したそうです。

これはいけると思っているところに、知り合いのおばさんがIちゃんに声を掛けてきたのでパーになってしまったそうです。

昔の話だけれども、今でも残念そうでした。

電車の座席の両端には肘掛用のポールがあります。

ある時、Iちゃんが神戸に行こうと電車に乗り込んだら、座席の端に理想の男が座っていたそうです。

理想の男に背を向けて、肘掛のポールにもたれていると、端に座った男が、Iちゃんの股に手を差し入れて、Iちゃんの金玉を握ったそうです。

Iちゃんはビックリしましたが、金玉を握られたままの状態で神戸まで行ったと、Iちゃんは笑って言いました。

みなさん、電車の中で色々な気持ち良い経験をされているのですね。

驚きです。

店から帰る時に、雲一つない夜空にまん丸の月、満月を見ました。

そして、深呼吸をしました。

でも、宇宙のエネルギーが私の体内に入ったかどうかは分かりませんでした。

明日も、良いことがありますように。