それは昨日(月曜日)の朝のこと。
私が小便に行こうと寝ぼけ眼で起き上がり、足を一歩踏み出した、まさにその時、ガシャと乾いた音がしました。
私はアッ、眼鏡を踏んだと直ぐ分かりました。
隣で寝ていたOちゃんもガシャっと音がした途端、反射的に起き上がり、「アッ、眼鏡を踏んだ」と、Oちゃんは言いました。
何故、私の敷布団の上にOちゃんの眼鏡があったかと云うと。
Oちゃんは寝ながら、一人でテレビを遅くまで見ていて、眠ってしまい、夜中に気が付き、テレビを消すと共に掛けていた眼鏡を私の敷布団の上に置いて眠ってしまったからです。
眼鏡のつるはひん曲がり、片方のレンズは外れてしまっていました。
Oちゃんは壊れた眼鏡を拾い上げて、情けない顔をして見つめていました。
かくして月曜日は古い眼鏡をかけて店で働きました。
お客さんは、Oちゃんが古い眼鏡を(20何年か前に私が阪急百貨店の1万円均一で買って上げた眼鏡)をかけていることには誰も気が付きませんでした。
「結局、誰も(Oちゃんの)顔を見ていないんだね」と、IさんとOちゃんは笑ったそうです。
もし、眼鏡が壊れたことを知らなかったら、私も気が付かなかったでしょう。
店が休みの今日、Oちゃんは一人で京都のIさんの所(眼鏡屋さん)に壊れた眼鏡はもう直らないだろうと、新しい眼鏡を買いに行きました。
そうしたら、Iさんが壊れた眼鏡をただで直してくれたそうです。
ただで直してもらい喜んだOちゃんは、新たに眼鏡を1つ新調して来たようです。
本人は丸いフレームの眼鏡だと言っていました。
明日、店にIさんが届けてくれるそうです。
帰って来たOちゃんはしきりに「Iさんは腕が良いよ」と褒めていました。
ちなみに私は生駒まで仕事に行って来ました。
そして、後は何時もの定休日と同じで、店の掃除に行き、銭湯に行き、食事をして、スーパーに寄って買い物をして、帰って来ました。
10時頃に家に帰り着き、風呂の道具(洗面器や石鹸、タオル)を袋から取り出して見ると、アラッ。違う。
風呂の道具は、私達が持って行ったのとは違うではありませんか。
Oちゃんが他人の洗面器を間違えて持って来てしまったのです。
Oちゃんは自転車に乗り、再び銭湯に行きました。
そして、私達の風呂の道具を持って帰って来ました。
Oちゃん、お疲れさんでした。
私達の週1のお休みはこの様にして終わってしまいました。
今夜の食事は“がんこ寿司”でしました。
鯨のにぎり、鯨の皮のにぎり、秋さんまのにぎりを食べました。
Oちゃんが「美味しいか?」と聞いたので、私は「美味しいよ」と答えました。
ちなみにOちゃんは生物(なまもの)はほとんど食べません。