月曜日

Oちゃん、久し振りの来店。

今夜は暇だったので、Oちゃんの面白い話を目一杯聞くことが出来ました。

そして、Oちゃんに言われました。

「このことは日記に書いても良いけれど、他のことは書かないでね」と。

了解を得た話を書かせてもらいます。

Oちゃんは20代の半ば頃から30代初めまで、和事の集団に入っていて、合宿生活をしていたそうです。

その集団で、日本舞踊、三味線、和太鼓、演劇、発声を習い、公演活動をしていたそうです。

「あー、その集団でゲイを覚えたのね?」と言うと、「この集団に所属している間はノンケだった」との、Oちゃんの返事でした。

ある時、日本舞踊を習っている女のお師匠さん(50代)に呼ばれ、お師匠さんから言われたらしい、「今度、踊り仲間の夫婦がスナックを始めるので、一緒に行って欲しい」と。

そして、お師匠さんから店のオープンの案内状を見せてもらって不審に思ったOちゃんが先生に聞いたそうです。

「先生、夫婦の名前ですが男の名前(二人)しか書いてありませんが?」

そこで先生は男同士の夫婦を説明したらしいです。

そして、先生とOちゃんは男夫婦の店のオープンの日にお祝いに行ったそうです。

ここでOちゃんは・・・・・・。

Oちゃんの変り様を見て、心配した先生は直ぐに帰りましょうと、言ったそうです。

和事集団を退き、Oちゃんがあるきっかけでゲイの世界に入り数年後、某ゲイスナックに行った時のこと。

来店中の客が「後でお師匠さんが来る」とか何とか話し合っているのを聞いて、ひょっとしてと心配をしていたら、本当にOちゃんが習っていた女の師匠が来たそうです。

そして、お師匠さんはOちゃんの顔を見て言ったそうです。

「やっぱりね。前、(男夫婦の)スナックのオープンに行った時、貴方は異常(ハイテンションになり、目が輝いていた)だったので、もしやと心配をしていたけれど(やっぱりゲイになってしまったのね)。なるべくしてなったのね」と。

師匠はOちゃんの本質を見抜いていたと、Oちゃんは笑って話ました。

Fちゃんの来店。

Fちゃんが務めている飲食店が明日、定休日なのでFちゃんも明日はお休みです。

Fちゃんの店で、ある人が入れ歯を忘れて帰ったので、みんなで「入れ歯がなくて困っているだろうね」と話していたそうです。

後日、入れ歯を忘れて帰った人が来て言ったそうです。

「入れ歯がなくても食事は困らない。でも入れ歯がないと口元が不細工でね」と。

つまり、伊達メガネと同じで、その人にとって入れ歯は、伊達入れ歯だったとFちゃんは笑って話していました。

そんなこんなで暇だった月曜日は終りました。