今夜の最初のお客さんはKちゃん。
Kちゃんは、「映画館で知り合った人に“かけふの店は良い店だ。1度、行きなさい”と言われたので来た」と、言いました。
Kちゃんは、かけふの店には初めて来たけれど、KちゃんはスナックM時代に来てくれていたので既に顔見知りでした。
今日は昼から居酒屋でずっと飲んでいたそうです。
酔ったKちゃんは「なんで、もてないんだろう。顔が悪いからかなー」と、何度も言っていました。
(店からの声。 スナックに来て度を越して飲みすぎた人には、いくら良い人だと思っても誰も声をかけません。だから、相手を求めている人はスナックでは飲み過ぎないようにした方が良いです。)
Aちゃんの来店。
Kちゃんが言いました。
「かけふの店に行くように行ったのはこの人だ」と。
偶然に、店を紹介した人と、された人が一緒になりラッキーでした。
AちゃんとKちゃんが映画館で最初に出会った時、AちゃんがKちゃんを口説いたそうですが、Kちゃんは「好みのタイプではない」と断ったそうです。
でも、今夜Aちゃんに出会ってKちゃんは、Aちゃんが好きだと言い始めました。
好きだと言われたAちゃんは、もう心が離れてしまっているから、KちゃんとはHが出来ないと断っていました。
今夜最後のお客さんは新規のお客さん。
通称名をお聞くとKBちゃんで54才。妻子と共に孫もいるそうです。
ゲイの道に踏み込んだのは今年の8月とのこと。
ゲイとしてホヤホヤさんでした。
インターネットでゲイサイトを知り、あー、こう云う世界があるのだと知ると共に、自分の中で男が好きだと云うことに気付かれたそうです。
暫らくはインターネットの世界だけでしたが、親友に「自分は男が好きみたいだ」と告白したら、「ゲイ世界を探し出して早く1歩を踏み出すべきだ」と、言われたそうです。
それから、インターネットで男の性感マッサージがあることを知り、行かれたそうです。
それが男同士の、肌を許した初体験だったそうです。
そして、今のところ、男の体験は性感マッサージだけとのこと。
そして今夜、親友と新世界で串カツを食べ、彼と別れた後、インターネットで名前を覚えていた“かけふの店”に勇気を出して来られたそうです。
「ゲイスナックと云うのは、なよなよした男が集まる所だと思っていた」そうです。
「小さい頃にゲイになるような経験はあったの?」と聞いたら、KBちゃんは話し出しました。
小学5年の時にそろばん塾に行っていたけれど、塾の男の先生のズボンの右ポケットには穴が開いていた、そうです。
教室で先生が僕の隣に座って、そろばんを弾いている自分のオチンコを触ると共に、僕の左手をつかんで先生のズボンの右ポケットに持って行ったとか。
そして、先生のペニスを触らさされたそうです。
それは他の生徒がいる中で、誰にも気付かれないようにされていたそうです。
物心が付き始めた頃に、先生がロリコン趣味だったんだなと、気が付いたそうです。
女とはバンバンセックスはしたけれど、男好きな自分を54才になって初めて自覚したそうです。
そして、KBちゃんに「マスターは聞き出し上手だね」と言われてしまいました。
時間は12時。
「タクシーで帰ります」と言ってKBちゃんは帰って行きました。
KBちゃん、ゲイの世界を私が指南して上げるから、また来て下さいね。
楽しみにしています。