月曜日

4時に店に行くと、やっぱりエレベーターは工事で休止中。

階段を上って3階の店に行きました。

今夜、本当にお客さんに来て頂けるのだろうかと案じつつ開店準備をしていました。

6時を回ってTちゃんの来店。

「エレベーターが止まるけれど来てね。来てね」と何度も頼んだTちゃんです。

「誰も来なかったらいけないから、来たよ」と、嬉しい言葉。

Tちゃんが来てくれてから後、客さんが中々来られない。

Tちゃんにいっぱい話を聞かせてもらい、変りばんこに歌を唄っていました。

Tちゃんには32才と30才の2人の娘がいるそうです。

32才の娘は嫁に行ったそうですが、30才の娘はまだ独身で、「私は一生、結婚をしない」と、宣言をしているそうです。

食事の用意も洗濯もTちゃんがして上げているそうです。

(Tちゃんには奥さんがいますが、掃除、洗濯、料理はだいたいTちゃんがしています。)

「へー、娘さんのパンツも洗濯して上げるの」と私が言うと、「そうだよ」とTちゃんは平然と言っていました。

そして、Tちゃんは言いました。

「娘には特定の女友達(1人は38才)がいて、一緒によく旅行に言っている。もしかしたら娘はレズかもしれない」と。

「へー、それなら一つの家にホモとレズがいるんだね」と私が言うと、Tちゃんは笑っていました。

Nちゃんの来店。

「(エレベーターが止まっているので)お客さんが誰もいないと思って来た」と、これまた店を心配しながらの来店。

ヨガに一緒に行っているMちゃんとNさんの来店。

Zさんの来店。

「エレベーターが止まっているけれど、かけふの店はやっているかもしれない」と思って来てくれたとのこと。

みんなで色々会話をしていたけれど突然「あっ」とZさんが言い、「僕と同じシャツ着ている」と言い、私を指差しました。

「今日は着て来なかったけれど僕と同じシャツだ」と。

私が着ていたシャツ(お店のユニホーム)は、家からシャツを持って来るのを忘れ、岡ちゃんが急きょマルトミに買いに行ったシャツでした。

「今日、同じシャツを着て来なくて良かった」とZさんは笑っていました。

TちゃんがZさんに言いました。

「よく男と一緒のところを見かけるね」と。

「Zさんは飲み友達が多いものね」と私が言うと、「飲み友達だけれども、一緒に歩いているのは一応、僕の好みの男だよ。僕は好みでも相手が若専なので、むこうが僕をいけないだけだよ」と。

KちゃんとA君の来店。

2人は昨日も来てくれたのだけれども“かけふの店が暇だといけないと思って来てくれたようです。

12月29日に交通事故で死にかけたKちゃんが正月から酒を飲んでいたと聞いて、みんなはビックリしていました。

そして、その快復力の速さに、やっぱり宇宙人だと納得していました。

B君の来店。

B君は新世界を歩いていて、ハッテン場の映画館でよく会う男(50半ば)と出会ったそうです。

通り過ぎて1回、2回と振り向くたびに、その男も振り向いてB君を見ていたそうです。

映画館でその男は何度もB君にチョッカイを出してくるのだけれども、その度に断っている状態なので、“いつも断っていて悪いな”と、心の中で思い、声をかけたそうです。

「お茶でも飲みに行きますか?」と。

そうしたら男が「だったら飲みに行こう」と言い、山王あたりの普通の居酒屋に連れて行ってくれたそうです。

そして、もう1軒一緒に飲みに行ったそうです。

「飲み代は、2軒ともその男が払ってくれた」と、B君は笑って話してくれました。

本当に気の優しいB君らしくて、みんなも笑って聞いていました。

後、KさんとKさんの彼、Yちゃん、Sさん、Fちゃんが来てくれました。

みんなが帰られた後、岡ちゃんと私は話しました。

「エレベーターが止まっているのに、みんなが心配して来てくれて、本当に嬉しいね」と。

私は本当に良いお客さんに恵まれて幸せです。

雨が降っているにもかかわらず何時もの月曜日より、多くのお客さんに来て頂きました。

感謝、感謝です。

          ーー 記 −−

26日(月曜日)から31日(木曜日)までエレベーターの配電盤やワイヤーの取替え工事の為に、ビスタ通天閣のエレベーターが止まります。

でも、3階の“かけふの店”は普通通り営業を致します。

(火曜日は定休日です。)

申し訳ありませんが1階突き当たりの非常階段を3階まで上って来て頂けませんでしょうか。

宜しくお願い致します。

               店主