お店の開店と同時にAちゃん、Bちゃん(台湾の人で40代)、共に妻子持ちの来店。
Bちゃんは何度かAちゃんに連れられて、店に来ています。
20年前くらいからのお付き合いで、昔は家族同士のお付合いをしていたそうです。
出会った当時、Aちゃんはゲイである事をBちゃんには内緒にしていました。
Bちゃんが「1軒、飲みに行きましょう」と言って、連れて行ってくれたのが南のゲイスナック。
その店はAちゃんも出入りしている店だったので「あ〜ら、Aちゃん、いらっしゃい」とマスターに言われて、いっぺんにゲイだとばれてしまったそうです。
「台湾には(長い)歴史がない」と、お客さんが話されていたことを思い出したので、Bちゃんに「台湾には歴史がないって本当?」とBちゃんに聞くと、Bちゃんは考えてから言いました。
「そうかもしれない」と。
1600年くらいにはオランダに占領されていたそうです。
台湾の歴史はそのへんから始まったようなものだそうです。
アメリカがコロンブスに発見されてから、アメリカの歴史が始まったようなもののようです。
私は「ヘ〜」と聞いていました。
Kちゃん(57才。京都)の来店。
Kちゃんは、Aちゃんに連れられて店に来たのが1番最初です。
自称、面食いのAちゃんはKちゃんを連れて来て「Kちゃんは男前でしょう。男前でしょう」と言って、Kちゃんを私達に紹介をしました。
KちゃんはAちゃんに再会したことを喜んでいました。
Kちゃんは、学生時代の先生に何年かぶりに会い、先生と関係を持ったのがゲイの世界に入った切っ掛けです。3年前のことです。
でも、「その先生と別れた」と今夜、言いました。
悪気はないかもしれないけれど、自分に対して言ってはならないことを、先生が言ったそうです。
その内容については詳しくは話しませんでした。
分かれる決心をして、2人共有のボトルがある店(3軒)に行って、ボトルに書いてある自分の名前を消してきたそうです。
「先生は、後で2人の別離に気が付くだろう」とKちゃんは言いました。
先生(70過ぎ)に会わなければゲイの世界を知らずに済んだろうにと、私は思い、「ゲイの世界を覚えてどうだった?」と聞いたら、「良かった。もっと早く知っていればもっと良かった」とKちゃんは言いました。
Kちゃんは今、かけふ日記の虜(とりこ)になっていて、さかのぼって読んでいるそうです。
Kちゃん、これからも宜しくお願いします。
Rちゃん、3度目の来店。
今日はゲイの合唱団(?)KGC6thコンサートに行って来たそうです。
コンサートを聴きに来ている人達はみんなゲイの人達。
休憩時間に、その人達が来ている人達をジロジロ値踏み(品定め)する目がとても不快だったと、話していました。
帰りに、地下鉄の中で“地下鉄の路線図”を見ていて、長堀で乗り換えたら恵美須町に行けると分かり、急きょ“かけふの店”に来ることにしたそうです。
(かけふの店を思い出してくれてありがとう)
その時、来店中のY君が言いました。
「3、4年前にKGCの歌の練習に参加をしたことがある」と。
でも、内部がまとまっていなかったので参加を止めたそうです。
Rちゃんは「早く帰らないといけない」と言いました。
「なんで?」と聞くと、「(痴呆の始まった)お母さんを家に独り置いてきたから」と言いました。
“あ〜、みんな大変なんだな。口には出せない苦労をみんなしているのだな”と私は思いました。
KI君の来店。
仕事で蓼科に行って来たとかで、お土産に“天保の九増兵衛餅”をもらいました。
みんなで頂いたけれど、美味しかったです。
ありがとう。
そして、日曜日の常連さん(団体)の来店。
店を閉めたのは12時半。
岡ちゃんと焼酎を飲みながら閉店後の片付けをしました。
2時を回って外に出ると、空は晴れて真ん丸いお月様が出ていました。
私は真ん丸いお月様が大好きです。
お月様を見上げて深呼吸をしたら、清々しい気分になりました。
みなさんには本当に本当に感謝です。
このお盆休みに多くのお客さんに来て頂きました。
ありがとうございました。
明日からの仕事、頑張って下さいね。