タバコの箱で傘を作って、いつも持って来てくれるNさん(73才)、お連れさんと来店。
お連れさんはSちゃん(65才)。
2人はリーガロイヤルホテルに40才代で中途採用され、それ以来の友達同士とか。
ホテルではそれぞれ違う場所に配置され、それぞれ苦労をされたそうです。苦労話を面白おかしく話しておられました。
ホテルでの大規模な結婚披露宴などがあったらホテルの電気関係の人や営繕係の人などが全部かり出されて行われるそうです。
Sちゃんに「何才の時?どうして?ゲイになったの?」の聞いたら、「40代、ホテルの人にゲイスナックに連れて行かれて」との返事。
Nさんも同じくホテルの人が最初だそうです。
Nちゃんはボランティアで老人介護施設や病院を慰問しています。
鬘をつけて化粧をして男や女になり、着物を着て踊ったり、奇術をしたり、1人で全てこなすそうです。
誰かに手伝って欲しいのでSちゃんに声をかけているのですが、Sちゃんはまだ仕事をしているので手伝ってもらえないとか。
Sちゃんに「早くNちゃんの弟子になり、芸を引き継いだら?」と言ったら、Sちゃんは笑っていました。
Nちゃんの慰問上の芸名は英太郎(ひでたろう)。
“人の為に無償で何かをする”って偉いよね。
Sちゃんは今夜、Nちゃんの家に泊まるそうです。
Nちゃんの奥さんは今夜、娘の家に泊まりに行っているので留守。
Sちゃんの為にミカンの皮を入れた風呂を沸かして来たとか。
「風呂に入ったら肌はすべすべだね。Nちゃんに手を出されたらどうするの?」と私がSちゃんに言うと、「いいよ」とSちゃんは答えていました。
お互いに電話はするそうですが、会うのは年に1、2回。
とても仲の良い2人でした。
H君はコーラスで忙しいそうです。
平成7年1月17日の阪神淡路大震災で亡くなった人の鎮魂の為のセレモニー(15、16、17日の3日間)にコーラスで参加するそうです。
唄う歌はヴェルディのレクイエム。
3大レクイエムがあり、作曲者はモーツァルト、フォーレ、ヴェルディだそうですが、ヴェルディ(オペラの作曲者)の曲は劇的だそうです。
それ以外にもコンサートは目白押し。
初めての聞く曲もあり、練習が大変だそうです。
寿司屋に勤めているFちゃんの来店。
お土産に寿司折いっぱいの造りを持って来てくれました。
造り(魚)は7種類くらい。
みんなに分けて出して上げました。
Fちゃん、ありがとう。