水曜日

今夜、9時前頃に電話。

「店に行きたいけれど、どう行ったらいいですか?」と。

「今、何処にいるの?」と聞いたら、「天狗(ジャンジャン町の串カツ屋)の前です」との返事。

「それだったら通天閣の下から、もう1度、電話をして」と言って、私は電話を切りました。

電話の受け答えを聞いていたお客さんが「かけふの店に来るんだったら、下調べ(所在地)をしてから来れば良いのにね」との意見。

暫くして「今、通天閣の下です」と再度、電話があり、私が迎えに行きました。

迎えに行くと、電話をくれた本人は若くて丸坊主(頭のてっぺんだけ気持ち毛が長い)。

見上げるくらいに背が高くて、ガッチリ。

鼻から首にかけて白のネックウォーマー。

寒いのに短パン(白、水色、ねずみ色の迷彩色・カーゴパンツ?)。

素足に(お坊さんが履くような)白い鼻緒の雪駄履き。

「寒くないの?」と聞いたら「寒くないです。体温が高いから」との返事。

「どうして大阪に来たの?」と聞いたら、「大阪に届ける物があり、旅費を調べたら思っていたより安かったので直接、届に来ました」との返事。

店に彼が来ると、みんなから質問攻め。

「名前は?」、「歳は?」、「どこから来たの?」、「出身は何処?」、「なぜ、かけふに来たの?」等など。

名前はK君で34才。現在は東京の練馬。出身は福島。

大阪に来てから、「携帯電話で新世界のゲイスナックを調べたら“かけふの店”がトップに出たから、来ました。今夜(11時半)の高速バスで帰ります」とのこと。

K君は今日が休みで明日は仕事。日帰りで大阪に来たみたいです。

日本の中で福島が何処にあるかと云う話で、頓珍漢なことを(東京から上の位置関係に弱い)関西人の皆は言っていました。

福井と勘違いして、「日本海側だろう?」なんて言う人もいて、大笑いでした。

K君は19才で男を知って、男いない歴は4、5年だそうです。

K君のことを「お坊さんみたいだ」とAちゃんが言うと、「『お地蔵さんみたいだ』と、よく言われます。電車の中で視線を感じて、その方を見ると、よく赤ちゃんが自分を見てニコニコ笑っています」と、K君は答えていました。

10時半頃(早めに)、K君は帰って行きました。

K君、もし大阪に来る機会があったら又、来て下さいね。

“かけふの店でタイプの人がいて、その人は水曜日に来る人”を目当てに(会えることを楽しみに)Aちゃんが来てくれました。

でも、その人は来ずじまい。

「縁がないのかな?」とAちゃんは残念がっていました。

Aちゃんは178・85・55で、受け(二段締め)が出来ます。

“良い人(60才前後で恰幅の良い人)が早く見つかるといいな”と私は思っています。