最初のお客さんはAちゃんとBちゃん。
銭湯に行き居酒屋で飲んで来たそうですが、Aちゃんはもう、酔っ払っていました。
Bちゃん(45才)はゲイのスナックに飲みに出だしたのが20才代後半。
でも、それからは毎日のように飲みに行き、お店の手伝いなどもしたことがあるので、業界のことはメチャ詳しいです。
昔の友達に久し振りで会うと「どこで店(スナック)をやっているの?」と聞かれるそうです。
「今、新世界で空いているスナックがあるけれど、自分でやる気はないの?」と聞いたら、「ない。絶対しない」とBちゃんは言っていました。
明日が33才の誕生日のT君、仕事を終えて10時過ぎに来店。
「会社の女性社員から誕生日のお祝い(飲み会)をしましょう」と言われたいたそうですが、“かけふの店の誕生会”を優先して今夜、店に来てくれました。
(T君は職場ではカミングアウトをしているそうです。カミングアウトをしなくても、そのしぐさから直ぐゲイだと分かると思います。)
TA君が(TA君とYさんがお金を出して)T君の為に「T君、誕生日おめでとう」とメッセージの入ったケーキを持って来てくれました。付いていたローソク(大き目のローソク3本と小さ目のローソク3本は33才を意味します。)を立てて火を点けました。
来ていたみんなでバースデーソングを唄い、シャンパンで乾杯をしました。
ローソクの火をT君が吹き消した後で、T君が携帯を取り出し写真を撮ろうとしたので再度、ローソクに火を点けて写真を撮りました。
ケーキはあっさりした甘味で美味しかったです。
TA君が「好きな男にケーキを買ったこともないのに、T君には買ってしまった」と、言っていました。
今は普通の職業についているT君ですが、若いわりにはゲイ歴の中身はすごいです。
15才の時からハッテン場の公園に出入りしたり、20才過ぎてからは新宿2丁目の店でお手伝いをしていました。
T君には今、特定の彼はいませんが“誰か良い人が見つかるといいな”と私は思っています。
T君の好みの男は「年上でシュットした人(背が高く細目か中肉の人)」と言っていましたが、そうでもなく(感じが良ければ)誰でも良いみたいです。
ガチムチっぽい33才の(ちょっとノンケっぽくて、照れ屋の)可愛い子が店に来たら、T君は「可愛い、かわいい・・彼、いけるー」と言っていました。
T君、早く良い(セックスの上手な)男を見つけなさいね。
T君、33才の誕生日、おめでとう。