金曜日

今日、最初のお客さんはR君(48才)とお連れさん。

お連れさんはKさんで63才、鹿児島出身。

Kさんは40才代の時にゲイ雑誌を見てゲイスナックに行き、ゲイデビューしたそうです。

ゲイスナックではあんまり会話をしないそうです。「ばれるから」とKさん。

「何がばれるの?飲みに来ている人達はみんな同じ組合員(ゲイ)なのに」と私が言うと、暫らく考えてから「そうだね」とKさん。

Kさんは森進一の「うさぎ」をカラオケで唄いました。

森進一のコンサートに行ったそうですが、「この歌だけが心に残った」とKさん。

昨年、お母さんが98才で亡くなったそうです。

末期在宅医療で看取ったそうです。

お母さんと会話をした後、お母さんは(みんなが知らない間に)静かに息絶えていたそうです。「大往生だね」と私が言うと、「よく、『親孝行したい時には親はなし』とか『墓に蒲団は着せられず』と言うけれど、(私の場合は)全くの後悔はない」と、Kさんは言っていました。

Kさんはスチュワデス(客室乗務員・フライトアテンダント)をしていた奥さんとの劇的な出会いの話や、湯川秀樹松山善三目黒祐樹山本陽子等と会った時の話をしていました。

N君とH君の来店。

北海道出身のH君は、北海道にいるお兄さんからいっぱいチョコレート送ってくるそうです。

家にはいっぱいチョコレートがあるそうです。

今日は、その中の一つ「ロイズ ナッティバーチョコレート」と「にんべんの即席みそ汁」をくれました。ありがとう。

H君は夜中中、換気扇を回して寝るそうです。

空気清浄器を買えば良いのにね。

Oちゃん(62才)、2度目の来店。

Oちゃんは10年前、古本屋でゲイ雑誌「サムソン」を見つけて買い、この世界にデビュー。

サムソンで年配の太った男にひかれたとか。

そして、褌愛好家に。大阪の褌の店は全部、行ったそうです。

六尺は洗っても(奥さんに内緒で)乾すところがないので、越中か黒ネコを愛好しているそうです。

KちゃんとR君は(お店の)最初から最後までいてくれました。