Aちゃんは友達の話をしました。
友達は女装にあこがれ、女装の店をするのが夢だったそうです。
40才になる頃、女装の店での就職が決まり、これが最後のチャンスと、会社を辞めて働き出したそうです。
女装の店はコミックなショーが売り。
友達は女装して練習をさされていたそうです。
女装した先輩(ばばー)の指導の下、女の歌手の歌を振りを付けながら唄う練習をしていたとか。
まだ初心者の友達は、お世辞にも上手とは言えない状態。
女装のばばーに、「へたくそー」とののしられて、灰皿を投げられたそうです。
「へたくそー」と灰皿。友達は切れてしまい、店を飛び出して女装のまま電車に乗り、大阪に帰って来たそうです。
電車の中では、乗客が女装の友達を見て見ぬ振り。
癇癪(かんしゃく)を起した友達が、公衆電話からAちゃんに電話をして来たそうです。
大声で、おねい言葉で女装の店での出来事を、まくし立てて来たとか。
「お前、どこにいてるねん?」
「尼崎の駅の公衆電話」
友達は腹の虫がおさまらないので途中下車して電話をして来たとか。
「大きな声を出すな。周りに人がいるやろ」
「そんなこと関係ないでしょう」と、友達。
これで友達の夢はとん挫。
Aちゃんや、話してを聞いていたみんなが言いました。
「ばばーに言い返せば良いのに。灰皿も投げ返せば良いのに。それくらいの根性がなければ一人前の女装にはなれないよね。ダメだよね」と。
かけふの店が入っているビルの4階は女装の店。
Bちゃんが、「人生に1度は女装をしてみたい」と、言っていました。
すると、「通勤電車のサラリーマンでシャツから透けてブラジャーが見える人がいたよ」と、Cちゃんが言いました。
Dちゃんが言いました。
「さっき、1階のエレベーターホールで〇がウロウロしていたよ。〇はね、スナックには入らないで、スナックの行き帰りの人をキャッチして、遊ぶ子だよ」と。
Eちゃんが言いました。
「スナック(一応、なんでも有りの店)で、△が隣に座った人の靴下を脱いでもらい、靴下を嗅いだり、口に食われたして興奮してきたら、その場でマスをかきだすんだよ。みんなは面白がってそれを見ているらしいよ」と。
この世界、色んな人がいるもので、面白いです。
付き合い出して7年になる彼がいるFちゃんに、「週に何回、マスをかくの?」と聞いたら、「2回」と、Fちゃん。
“週1で会う彼がいるのに、自分でマスもかくのだ。Fちゃんは強いなー”と、その時、私は思いました。
でもでも、今日、Fちゃんが言いました。
彼(40才)は糖尿病とストレスでインポだ」と。
つまり、2人は若いのにプラトニックラブだそうです。
“元気な盛り。可哀そうだな”と、私は思いました。