火曜日

今週の日記に書かなかったこと。

Aちゃん(54才)は20代の頃、アメリカに留学をしていたそうです。

学校の授業が遅くなった時、雨が降り出したそうです。

家に帰ると、Aちゃんが今朝、干した洗濯物が雨に濡れたままになっていたそうです。

ルームメートに「なぜ、洗濯物を入れてくれなかったの?」と聞いたら、「それは貴方のプライベートなことであって、私は手を出さないよ」と、云うようなことを言われたそうです。

みんなでテレビを見ている時、その中の1人が台所に行き、自分だけの飲み物を持って来て、飲みだしたそうです。

「日本だったらそう云う時、『僕、コーヒー飲むけれど、誰かいらない』と言って、聞くよね」と、Aちゃん。

そう云う風に、良い意味での個人主義に慣れたAちゃんは、日本に帰って逆のカルチャーショックを受けたそうです。

繁華街で多くの人達が早足で歩いていて、めまいを感じたそうです。

「このままではいけない」と、ハワイに行き心を落ち着かせ、整理してから、再度、日本に帰って来たそうです。

“あ〜、そう云うものなのか?”と思いながら、外国に行ったこのない私は、聞いていました。

2、30年前に中国に行ったAちゃんはトイレ(大)に入ったそうです。

トイレには直径4、5の縄がいっぱい吊ってあったそうです。

濡れた縄や乾いた縄が数本吊ってあったそうです。

「なんに使うと思う?」と、Aちゃん。

中国の人は、排便後、縄を股にはさんでゴシゴシ前後に動かして、お尻を拭くそうです。

その後、インドなど外国のトイレ事情をAちゃんが話し、「外国に行く時は、絶対、紙を持って行かなくては駄目だよ」と、Aちゃんは言っていました。

11時を回った頃、お店を終えた店子2人と、その店のお客さんが1人が一緒に来ました。

店子はお店での出来事を話し、お客さんはお客さんで、他愛もない面白い話をして、みんなで笑っていました。

しかし、突然、そのお客さんが「僕は縄で縛られて毛を剃られたい。滅茶苦茶にされたい」と言い出し、私を見る目が変わって来たのです。

“これはやばい”と、SMの話はそれで打ち切りにしましたが、そのお客さんが帰る時に「ここは3階だよね。3階だよね。また来るね」と、言われてしまいました。

このお客さんが再度、店に来られたら店の中で浮いてしまう。

どうしよう?どうしよう?

「もう、来ないでね」と、私は心の中で祈りながら、見送りました。

今日は火曜日。

今日は本当に、本当にいつもの火曜日と同じことをして過ごしました。

岡ちゃんは夜の10時頃から、店で出す「おでん」を作っていました。

寝たのは午前2時でした。