今日、最初のお客さんは、かけふの店に来るのが5回目のAさん(60才過ぎ)。
Aさんは来る度に、過去や現在の話(私にとっては衝撃的な話)をしてくれ、来る度に日記に登場する人です。
Aさんは関東の人で新世界(ジャンジャン町)を知ったのは16才の時。
開高健の小説「日本三文オペラ」の中で、終戦間もないジャンジャン町を徘徊していたフクスケ(主人公)が、「マッチ1本」ののぞき(お金を出してマッチ1本を買い、マッチの灯が燃え尽きるまでの間、オ〇ンコを見せてもらうもの)を経験する場面で強烈な印象を受けたそうです。
それ以来、ゴチャゴチャした人間の縮図のような新世界が気に入ったようです。
Aさんは離婚して、大阪に来た(流れて来た)そうです。
「今日は居酒屋で酒を五合飲み、家に帰ろうとしたけれど(自転車の)ハンドルがどうしても、かけふの店に向くので、来た」と、Aさん。
Aさんはネコ(15才・メス)を飼っているそうですが、サカリが来た時は、「ウォー、ウォー」とAさんがうなり声を上げて、ネコのオ〇ンコにイヤホンジャックを入れてやるそうです。聞いていて私はガックン。
Aさんは映画が大々好き人間。
私が今日、「映画音楽『誘惑されて捨てられて』が大好きだ」と言うと、「僕も買って来てずっと聴いていた。いや、兄が買って来たのを聴いていた。僕も好きだ」と、Aさんが言いました。
B君(45才)は今日、天王寺公園のイルミネーションの写真を撮りに来たそうです。
入園料は1,000円。
でも、あまりにもちゃちなイルミネーションだったので、写真を撮る気持が失せてしまったそうです。
今日は、無口で暗い顔をしていたので「何か悩み事でもあるの?」と聞いたら、「公私共にあります」と、B君。
B君、頑張ってね。
C君(43才)は6泊7日で台湾に帰って来たそうです。
飛行機代は往復で15,000円。
安いチケットがあったので帰って来たそうです。
お土産として「李製餅家」のパイナップルケーキをくれました。
ありがとう。
台湾のパイナップルケーキは有名なのか、みんなは喜んで食べていました。
帰っている間、盛りバーには3回、行ったそうです。
この後、みんなは「どこに行くにしてもJRは高すぎる」と云う話題で盛り上がっていました。
何かの話題で「岡山にはカバヤ食品の本社がある」と云う話になり、「カバヤ文庫を母親が全部そろえてくれて、読んで聞かせてくれた」と私が言うと、「カバヤ文庫。あった、あった」と、Dちゃんが言ってくれました。
Eちゃん(63才)は甘いもの(スィーツ)が大好きだそうです。
生クリームケーキより、バタークリームケーキが好きで、今でも買って来て食べているそうです。
1個のケーキを4、5日かけて食べているそうです。
今でもバタークリームケーキを売っていると聞いて、私は驚きました。
F君(53才)は、風邪をひいていたそうです。
今年の風邪の症状としては、熱や咳は出ないそうですが、下痢をするそうです。
食欲はあるけれども下痢。腹が張り、時には嘔吐を伴うそうです。
「一日、仕事を休んだ」と、F君。
「誰から風邪をうつされたの?もらったの?」と誰かが聞くと、「誰とも遊んでいない」と、F君は言っていました。