今日、最初のお客さんはAちゃん(60才)。
今日はスパワールド(新世界の天然温泉)に行って来たそうですが、組合員から手を出されたそうです。
Aちゃんはいつも助平オーラが出ていて、いつもニコニコしているので手を出されやすいのかも。
Aちゃんは能登半島の先っちょ(石川県)の生まれだそうです。
暗い日本海の生まれだそうです。
兄弟は兄、姉そしてAちゃんの3人兄弟。
18才まで石川にいて、大阪に出て来たそうです。
お父さんは近年、86才で亡くなったそうですが、女好きで本を読むのが好きな人だったそうです。
お母さんは60才過ぎた頃に亡くなったそうです。
お父さんは農業。お母さんは散髪屋をしていたとか。
お父さんが作った農作物とお母さんの現金集入で暮らしていたそうです。
「お父さんは髪結いの亭主だったんでね」と私が言うと、「そう。ふらっとお父さんは一人で大阪に遊びに行っていた」と、Aちゃん。
「お父さんは芝居を見たり、遊郭に行っていたのかも」と、Aちゃん。
お父さんは晩年、石川で1人で住んでいたそうですが、家には見慣れない可愛い弁当箱があったり、洒落たカーテンがかかっていたりしたそうです。
「財産もないのに、女が出入りしたかも?」と、Aちゃんは笑って言っていました。
新規さんの来店。
新規さんはAちゃんから席を一つ空けて座りました。
新規さんがBさん(60才後半?)。
Bさんは店のドアを開ける時に、すごく緊張していたそうです。
でも、店のドアを開けた途端、Aちゃんが愛嬌のある笑顔でBさんを見たので、Bさんはすごく嬉しかったそうです。
「緊張がほどけた」と、Bさんは言っていました。
Bさんにゲイ歴を聞いたら、「15年です」との返事。
Bさんは50才を過ぎた頃、普通の映画館で手を出されて、男の世界を覚えたそうです。
人見知りしない、人間大好きのAちゃんがニコニコ、Bさんに話しかけていたら、「初めての人に親切に優しく話しかけられていたら、なんだか自分に好意を持ってもらっている様に(私は)誤解してしまう」と、Bさんはしきりに言っていました。
Aちゃんは、何だかコソコソ手持無沙汰の様にしていた時、Bさんが言いました。「今、(手で)何をしたんですか?」と。
Aちゃんは慌てて、ドギマギしながら言いました。「位置を直した」と。
Aちゃんは何故か股間の辺りに手を置き、絶えずズボンの上からオチンチンを触っている癖があるようです。
「かけふの店に来る前の店でも『何をしているんですか』と指摘された」そうです。
60を過ぎた男がオチンチンを触っている癖があるって・・可愛いね。
CさんとD君の来店。Cさんは2度目の来店ですが、70才だそうです。
Cさんが、美空ひばりの歌を唄った後に言いました。
「ひばりの追っかけを42年間していました」と。
Cさんはひばりの大ファンで東京、大阪、名古屋、日本全国のコンサートに行っていたそうです。
昭和63年の東京ドーム「美空ひばり・不死鳥コンサート」にも行ったそうです。
当初、購入していた席は舞台から遠いので、裏から手を回して前から15番目の席で観たそうです。チケット代は30万円。
周りの席は歌手、俳優など有名人がいっぱいいたそうです。
美空ひばりの歌は何でも唄えます。
「『美幌峠』を唄います」と、Cさんが言われたけれど、かけふの店のカラオケにはありませんでした。
土曜日に来たS君が「カラオケからキャンデーズの『春一番』が消された。何でだろう?」と、言っていました。
その理由がインタネットに出ていました。